竹林精舎

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紙書籍版価格 ¥1,980
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竹林精舎

  • 著者名:玄侑宗久【著者】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 朝日新聞出版(2018/10発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022515131

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内容説明

福島在住の芥川賞受賞の僧侶作家が7年かけて取り組んだ長篇小説。両親を震災で失った秋内圭は出家し、学生時代の仲間と再会しとまどいながら、故郷の竹林寺での暮らしをはじめる。フクシマに何が生まれたのか? 現代に生きる気弱なブッダの弟子たちの恋と煩悩を描く力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

43
道尾秀介さんの『ソロモンの犬』の続編だとは知らなかった。これは出家したばかりの僧侶のラブストーリーでもあり、出家したことによって心を浄化していくところが、とても私自身の心も「無」にして洗われていった。主人公の僧侶だけでなく、関わる者全員が浄化されていくようなシットリしたラブストーリーだった。仏教用語も度々登場して調べながら読んだが、なかなか面白かった。『ソロモンの犬』は未読なので、こちらも読んでみよう。2018/06/12

ちょき

35
現職の臨済宗僧侶によるラブストーリー。両親を東日本大震災で亡くした主人公は、とある僧侶との出会いから仏門に入る事になる。修行を経て福島の汚染地域にあるお寺に住む事になる。大学時代から想いを寄せる千香に連絡したところから運命が始まる。静謐な流れで人の仕草を表現するのが上手な作家さんだと思った。仏門と恋心、トラウマと心理、放射線線量に関する一般的な見方と学術的なリテラシーなど様々な要素が見事に融合し、完成度の高い小説を成している。私も妻ともう一度恋から始めたくなった。2018/04/11

みねたか@

32
青春時代を共に過ごした二人の若者が、それぞれの苦しい経験を経て僧侶となって再会する。僧侶になっても人生の悩みがなくなるわけじゃない。独特な経済問題,檀家という濃い関係を背景とした人との関わり方,そして家庭のあり方。それでも,その時々の問題にしっかり向き合いながら,自分のあり方を模索し人として日々成長していく彼ら。そんな姿から清々しさを感じるとともに、年齢を経た自らを省みて身が引き締まる思い。そして、舞台となる福島。被災地で生きていく中での様々思いや葛藤を改めて教えてくれる。2020/04/26

yumiha

31
あれっ⁉犬のオービー?マンマ・マミーア?って、『ソロモンの犬』(道尾秀介)やんと思ったら、やはり後日談という設定だった。海辺の町へ自転車便で駆け降りる秋内の姿が脳内によぎる。その秋内が僧侶となり、福島県の竹林寺に住み始める日々が描かれる。否が応でも放射能汚染と付き合わねばならないのが福島県の方々。ときに不安ときに安全と行き来しながら揺れ動く心情を登場人物たちが次々と語る。住み続けることの大変さは、関西在住の私には思いもよらないことだった。それでも、ラストの『消災呪』を唱える場面に笑わせてもらった。2019/02/21

tellme

27
初読み作家さん。道尾秀介『ソロモンの犬』の登場人物たちのその後の話。震災後の福島を絡め、それぞれが選んだ道を進んでいく姿が描かれており、放射線に対しても再度考えさせられた。復興に向けて私たちに出来ることは、まず正しい認識を持つことなんだろうなぁ。2018/04/30

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