朝日選書<br> 枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い

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朝日選書
枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い

  • 著者名:山本淳子【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 朝日新聞出版(2018/10発売)
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  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022630575

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内容説明

藤原道長が恐れ、紫式部を苛立たせた書。それが随筆の傑作「枕草子」だ。権勢を極めてなお道長はなぜこの書を潰さなかったのか。冒頭「春はあけぼの」に秘められた清少納言の思いとは? あらゆる謎を解き明かす、全く新しい「枕草子」論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nico🐬波待ち中

104
表題がなんとも魅惑に満ちている。中宮・定子の毅然とした美しさや聡明さ、それを見守る清少納言の知性に惚れ惚れする。清少納言好きはもちろん、平安時代好きにはたまらない一冊。とても贅沢で有意義な時間を過ごせた。千年の後の世でも受け入れられ、幅広い世代に読み続けられている『枕草子』。定子が後宮で創り上げた文化は時代を超えて今もなお生き続ける。『枕草子』に託した清少納言の”たくらみ”は大成功と言えよう。悲しい時こそ笑いを。くじけそうな時にこそ雅びを。「あはれ」を「をかし」に変える清少納言の姿勢を見習いたい。2021/01/16

まーくん

93
「春は、あけぼの。やうやうしろくなりゆく…」清少納言の『枕草子』。紫式部『源氏物語』と並ぶ平安朝を代表する文学。しかし、正直なところ、名はよく知るが内容、背景などは殆ど知らない。「たくらみ」などと恐ろしげなタイトルで気を引かれるが、真意は”エッセイ”を書き連ねた清少納言の意図を解き明かすことに。それは一条天皇の中宮・定子に仕える女房として出仕した清少納言の主人・定子(ていし)の期待に応えようとする一途な気持ちからだとする。定子は実家・中関白家の凋落とともに困難な立場に陥り、出家、還俗、親王出産などの⇒2026/03/06

はる

85
とても興味深い内容で楽しめました。「枕草子」といえば軽い身辺雑記の随筆というイメージ。だがその裏には清少納言の巧妙な仕掛けが隠されていた…。清少納言の仕えた中宮定子は不遇な人生でした。その定子の心を慰めるため、定子の素晴らしさを永く知らしめるため…。枕草子に込めた清少納言の一途な想いが切ない。読み進めるに従い清少納言と「枕草子」の実像が明確になります。「枕草子」の本質を見抜いていたに違いない、紫式部の言葉に心が震えました。2019/01/17

ちゃちゃ

83
『枕草子』は、24歳という若さで不遇の内に崩御した主(あるじ)定子への「挽歌」だった。山本淳子氏の主張は斬新でかつ説得力に溢れている。才気煥発、ネアカで鋭い感性と機知を身につけたとされる清少納言。定子の父道隆が亡くなり、長徳の政変以降没落の一途を辿った中の関白家にあって、清少納言は定子を中心とした文化サロンの賛美に終始する。その「たくらみ」はどこにあるのか。悲しいときにこそ笑いを、くじけそうな時にこそ雅びを。歯を食いしばり万感の思いを込めて綴った、敬愛してやまない定子への鎮魂の書、それが『枕草子』だった。2017/04/23

初美マリン

58
皇后定子の理想的な人生として、決して惨めではなく、後世に伝えるために書かれた、あるいは捧げるために、枕草子は、あった。なんか清少納言が、けなげで一途で芯のある女性に思えた2018/07/14

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