内容説明
ふだん列車に乗っていて、何気なく通り過ぎる『鉄道橋』。あるいは写真撮影のメッカになっている『鉄道橋』。そんな鉄道橋梁をテーマに日本全国を巡り、なぜ橋が美しく見えるのかをベテラン鉄道カメラマンの眼で探った本の登場です。 ※この電子書籍は、原本をスキャンして作成しているため読みづらい箇所がある場合がございます。 何卒ご容赦ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
幹事検定1級
22
今もなお現役で使われている鉄道橋を写真とともに解説したマニアックな本。とても貴重な本に出会えました。驚くべきことは特集された多くの鉄道橋が明治や大正、昭和初期戦前に作られていたことだった。その設計技術の高さ、建設レベルの高さに驚き続けた。石積みやレンガ積みは当時のまま。鉄橋部分も塗装以外は当時のまま。同じ形が無い様々な設計にも驚くばかりです。鉄道本体よりも軌道を支える橋梁に非常に興味が湧いた一冊です。これから電車に乗ると橋梁の形式や歴史が気になると思いました。(図書館本)2017/01/06
遠い日
8
自分では全く自覚がないものの、電車や駅、鉄道関連の絵本や写真集を読んでいると、夫から「おかあさんって、もしかして鉄ちゃんなん?」と数回言われたことがある。その度、「違うと思うけど」と答えるが、やっぱりこういう本に魅かれては借りてくるわたし。橋の風景はいいですね。どこかとどこかを繋ぐもの。橋を渡り抜ける電車はなにか颯爽として見える。2017/01/05
じじちょん
6
最近、ミラーレス一眼を買ったという事もあり、撮り方の勉強になりました。大正や昭和の時代の比較的昔の技術で作られた多種多様な橋の写真が掲載されており、詳しい解説もついています。なかなか読み応えのある本でした。2017/05/12
まえぞう
3
橋はいいですね。ここで紹介されているのは、トラス橋とガーダー橋が中心ですが、そのゴツゴツ感がなんともいえず、この手の本にはついつい手が出てしまいます。2017/03/16
やまほら
2
約50の鉄道橋を紹介。塚本雅啓『鉄橋物語』とは違って、橋の構造等の技術的な面にはあまり触れられず、「鉄橋訪問紀行」のような感じで、気軽に楽しく読める。著者は写真家なので、当然写真も美しい。取り上げられている橋は、有名どころもあるが、ちょっと変わったものも選択されている。2017/02/19