内容説明
「情景描写が絶妙な漫画家叙情派インタビュー集。
とりあえずボクよりも文章は確実に巧いです!」(吉田豪)
漫画家たちは何を想い、何を見て、どう生きているのか。
作品から垣間見える人柄や作品のルーツを追いかけます。
新井英樹/いましろたかし/上野顕太郎/オカヤイヅミ
奥村勝彦/おくやまゆか/唐沢なをき/しりあがり寿
セキネシンイチ/田辺剛/夏目房之介/羽生生純
松田洋子/丸尾末広
※まえがきより抜粋
自分のいない世界というものに対して、ずっと強い憧れがあります。
どういうことかよく人に訊かれますが、そこはうんと素晴らしい場所だと思うのです。
私なんかがいない世界。
それは遠く離れたところにあると思っていたのですが、
意外なことに漫画の世界が、身近に存在している私のいない世界でした。
この本を読んで漫画家さんたちをもっと近くに感じられたら、
そして漫画がもっと好きになってもらえたら嬉しいです。
だって、漫画は面白いものだから。
(※本作はコミックスではありません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
17
10/5発売ほやほや、姫乃たまさんがコミックビームで連載中の漫画家インタビューが本になりました。表紙イラストは丸尾末広さんです。姫乃たまさんがハマった漫画月刊誌がコミックビームなんですって!IKKIの流れを引くサブカル色の強い雑誌なんですね。登場する漫画家で読んでたのは、唐沢なをき、しりあがり寿だけでしたー。私が年寄りのせいかな?いましろたかしはいつか読もうと思ってたけど。それは置いといても、文才が有りますね!これは相当書き直しして推敲を重ねた丁寧な仕事だと思います。夏目房之介さんとの対談が良い案内です。2018/10/08
HK
5
マンガ体験の中心に「コミックビーム」があるという、独特なマンガ履歴をもつ作者が、ビームのマンガ家(+α)陣に対して行ったインタビュー集。企画も尖っているが、それ以上に良くも悪くも「取材感」のない(私)小説的な描写が衝撃で、正直読みはじめはかなり抵抗があった。しかし慣れてくると、インタビュー対象と自分(作者)が奇妙にフラットで心理や思考がどちらのものなのか区別しにくく、自我が溶け合っているかのような感覚さえおぼえ始める文章に妙にハマってしまった。2018/11/21
なつのおすすめあにめ
5
メジャーでもオタ系でもサブカルでもない周縁漫画という概念が姫乃たまにはあって、それが『コミックビーム』だという話(実際はサブカルだと認識されている気もしますけどもね……)。そんな属さない周縁漫画に対する愛がいっぱいの文章は読んでいて楽しい。2018/11/13
レンコン餅
2
帯に吉田豪さんが、書いている。全く違うインタビュー本なんだけど、面白い。主観が入っていても、漫画家に対する愛いやコミックビーム愛が入っているから、良いんだよなぁ。表紙からして買いだと思わせる。ラインナップも濃い口で2018/10/22
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