内容説明
「仏像ブーム」を牽引してきた第一人者であり、「マイブーム」や「ゆるキャラ」の名付け親としても知られるみうらじゅん。とはいえ、「テレビや雑誌で、そのサングラス&長髪姿を見かけるけれど、何が本業なのかわからない」「どうやって食っているんだろう?」と不思議に思っている人も多いのでは?
本書では、それまで世の中に「なかった仕事」を、企画、営業、接待も全部自分でやる「一人電通」という手法で作ってきた「みうらじゅんの仕事術」を、アイデアのひらめき方から印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法まで、過去の作品を例にあげながら丁寧に解説していきます。
「好きなことを仕事にしたい」、「会社という組織の中にいながらも、新しい何かを作り出したい」と願っている人たちに贈る、これまでに「ない」ビジネス書として話題となり、ロングセラーを続ける本書がいよいよ文庫に。
文庫版オリジナル企画として、「スペシャル対談 糸井重里×みうらじゅん」も掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
160
長年何をしているかわからないと思っていたみうらじゅんさん。そのみうらさんがしていたことが「ない仕事」を作ることだった!?文字通りこの世にない仕事を作る。ゆるキャラという言葉を作り、ゆるキャラを愛し、編集長を接待し、実際にこの世に出す。マイナスの言葉をあえて入れることによってプラスにする。これはもう数学だと思った!マイナス引くマイナスがプラスになるようにあえてマイナス要素を言葉に入れることによって印象をプラスにする。面白い内容であるし、読みやすい。還暦を迎えたみうらさん。これからどんなことをするか楽しみ!2021/08/26
gonta19
133
2018/11/3 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2021/2/21〜2/25 いろいろなことの仕掛け人であるみうらじゅんさんのエッセイ。基本逆張りをするみうらさん独特の思考法の一端が覗けて面白かった。永遠の少年なんだろうなぁ。2021/02/24
小梅
132
タイトル買いした本ですが、いやぁ〜面白かった。 糸井重里さんとの関わりが凄い。 最後に糸井さんとの対談がありましたが、ロン毛だろうと何だろうと、言葉遣いがきちんとしてるのは大事だと思いました。 私個人的に面白いと思う人や物が糸井重里さんに繋がってる事が多いのに驚きます。 私も勝手に糸井さんを上司に認定します。2019/04/19
NADIA
75
元々は各地方自治体や団体が独自に作っていた単なる「着ぐるみ」だったものを「ゆるキャラ」と名付け、世間にゆるキャラの魅力を発信し、現在のゆるキャラブームを生み出したみうらじゅんさん。目の付け所が斬新なだけでなく、それを「一人電通」という必殺技で、本来ありえない流行を実現させてしまうみうらじゅんさんの凄さ。とても真似はできないが(能力的に)、大いに刺激を受けた。2021/06/19
nonpono
67
若い頃、SPAを愛読。「海女」や「変な絵ハガキ」や「いやげもの」でみうらじゅんを存分に浴びた。目の付け所が凄いし、わかるわかると。40代、「見仏記」を読み、仏像への造詣や視線を浴びた。モットーは、「我を忘れて夢中になって取り組んでみること」。「最終的に面白いことが完成するなら、すべてを自分でやる必要はないのです」と。「見仏記」もいとうせいこうとの掛け合いが2人の旅が面白いから。巻末の糸井重里との対談がまた興味深い。大学時代から糸井さんの事務所に顔をだしていたとは。カリスマはカリスマを早くから浴びているか。2025/02/12
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