家族のためのユマニチュード - “その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア

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紙書籍版価格 ¥1,760
  • Kinoppy

家族のためのユマニチュード - “その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア


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内容説明

一生懸命にご家族を介護しているのに、突然怒鳴られたり、イヤだと言われてしまうことがあります。 また、介護をしていると、何度も同じことを尋ねられる、どうしてもごはんを食べてくれない、お風呂に入ってくれない、などという体験をすることは珍しくありません。 認知症になると認知機能の低下から、こちらが「良かれ」と思って行っていることがうまく伝わらなくなることがあります。 そんなとき、介護をとても辛く感じたり、つい怒ってしまって「優しくできなかった」と自分を責めてしまうことすらあります。 しかし、それは介護をしている人の優しさの問題ではないのです。 相手に受け入れてもらえないとき、それはその「届け方」に問題があることが多いのです。 ですから、認知症の方に介護者の気持ちを伝えるための技術が必要になります。 それが「ユマニチュード」です。 ユマニチュードは、“人間らしさを取り戻す”という意味を込めて、フランスの体育学の専門家であるイヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティが考案したケア技法です。 ユマニチュードは、認知症である前に尊厳のある人間に対する敬意を最重要視することを前提に、見る、話す、触れる、立つ、の4つの技術を大きな柱に、誰もが再現可能な技法としてまとめられました。 介護を通して、認知症の方に、言葉や表情、態度などで「大切に思っている」ことを伝え続けることで、その人の“人間らしさを尊重”し、“つながりを深めていく”技術なのです。 寝たきりだった認知症の方がユマニチュードによって立ち上がることができるようになるケースもあり、それは「まるで魔法」と表現されるほどです。 ユマニチュードはNHKの番組などでも多く取り上げられ、話題となっていますが、一般の人がいざ家庭で実践しようとすると、どうしていいかわからない、うまくいかないことも多くあります。 本書では、ユマニチュードの基本的な考え方や、家庭内で誰もが実践できる技術を、平易な文章とたくさんのイラストによる図解でわかりやすく紹介します。

目次

※一部掲載※

【第1章】ユマニチュードとは
・介護で大切な2つのこと
・優しさを伝える技術

【第2章】記憶の機能
・記憶のしくみと特徴

【第3章】認知症の人の特徴とその対応
・認知症の中核症状と行動・心理症状
・自分が知らないことについては不安に感じ、知っていることについては安心する
・外からの情報を受け取りにくくなっている
・注意の分散ができなくなる
・物事の理解や判断に時間がかかるようになる
・「短期記憶」はわずかしかもたない
・理解しがたい行動にも意味がある
・同じことのくり返しは不安の表現