情報楽園会社

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情報楽園会社

  • ISBN:9784835444239

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内容説明

増田宗昭はディレクTVのショックからどう立ち直ったか?
TSUTAYA・Tポイントの創業社長が明かす独自の経営哲学と壮絶な“失敗体験”の後日談

【目次】
[1]私の企業事始め
誰もがすぐ理解できるキーワードを探せ
ビデオは本である
「売上げゼロ」からの発想
[2]カルチュアコンビニエンスの時代
レンタルビジネスは金融業である
消費とは選択である
情報ショップのCD-ROM化
[3]知的情報革命を見切る
知的モノ不足の時代
何を、どう「見切る」か
これからの市場をリードする世代
[4]起業家・二つの宇宙
「内なる宇宙」の声を聴け
企業を立ち上げていく原則
サラリーマン時代の十年間
[5]企画会社だけが生き残る
企業に組織は必要か
企画とは何か
企画会社の条件とは何か
組織より個人重視の時代
[6]起業のプログラム
私の創業精神
蔦屋書店の出店企画書
信用をつくる
「四つの得」と「セオリーC」
[7]フランチャイズビジネスの考え方
フランチャイズはなぜ失敗するか
資本金百万円の会社に一億円のコンピュータ
フランチャイズ三つのパワー
[8]ネットワークヴァリューの威力
情報を共有する仕組み
文化を売るためのノウハウを売る
情報をデータベース化する
[9]経営者の立場、社員の立場
仮説を立てて失敗しろ
「やる」といった人間にまかせる
大事なのは人間としてのハートの奥深さ
[10]デジタル情報革命と心の時代
大企業信仰と心の喪失
精神的なひもじさがいちばんつらい
私が戦う土俵
[11]TSUTAYAがつくるネットワーク社会
マルチメディア化の流れをどう取り込むか
パッケージからノンパッケージへ
理解するにはまず体験せよ
[12]ディレクTVへの進出
世界最大のビデオレンタルシステム
レントラックの窮地を救う
ディレクTVとの衝撃の出会い
[13]テレビの意味を変えるディレクTV
二百チャンネルのデジタルテレビ
マルチメディア時代のビジネスチャンス
デジタル衛星放送は何が違うか
[14]私が考える「楽園」づくり
ゴードン・ムーアが予言した世界
個人を幸福にする「楽園」づくり
私自身のための「楽園」
・あとがきにかえて
[15]二〇一〇、あたらしい「楽園」づくり
「楽園」の崩壊
「楽園」の裏側
「拒否権」の恐ろしさ
ディレクTVの失敗で失ったもの
経営とは失敗の許容である
ディレクTVの失敗で得られた人脈、そしてナレッジ
・本書復刊によせてのあとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつ子🐈‍⬛

9
積ん読消化。なんちゅうか…好きとか嫌いとかええ加減にせえよとか可愛いとこあるやないかい(笑)とか、いろんな思考がないまぜになる大変忙しい読書でありました。「私は直感主義者である」とか直属の上司だったら勘弁してよだし「本当に価値ある情報は本の中に詰まっているというのは、もはや幻想にすぎない」とか、そんなら書店やめちゃえとか思いますわね…はあ。200億の借金背負ったのはお気の毒だったけれども。「孤独こそがトップに立つものの栄誉であり愉楽なのだから、それを十分に味わえ」て…あなた多分寂しん坊さんですよね?ふふ。2025/05/01

ぷほは

4
コンピュータを使ってレンタル一回につきの料金を調整するPPT(ペイパートランザクション)のことなどすっかり忘れていたので再読してよかった。ここからTポイントの爆発的普及につながる。それからデータベース事業の立上げに「第三エロチカ」の女優が中心的役割を果たしていたという話も個人的にむちゃくちゃ面白い。都市を舞台化することを70年代のデベロッパーたちは60年代のアングラ演劇から学んだわけだが、その後の80年代の情報化にまで足が伸びているのは、何だか時代の断絶を謳う言説を小馬鹿にするようで気味がいいではないか。2018/11/06

nizimasu

2
90年代後半に出た本に、巻末に、その後のCCCの状況も含め書いている。ディレクTVの失敗話にばかり目がいきがちだが、この会社をき各会社ととらえ、現在はすでに主力事業がTポイントという金融会社になっていることを考えるとこの社長の慧眼というか一貫性には驚かされる。この会社にせよ、東宝にせよ、エンタテイメントを標榜する会社の裏側とビジネスモデルは底知れない2011/05/26

Keisuke Nakajima

1
著者はあのTSUTAYA創業者にしてCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の代表。長らくマスコミに出なかったが、昨年カンブリア宮殿に出演、代官山T-SITEプロジェクトが同番組で紹介され俄然、注目されるようになった。本書はオンデマンド出版ということで96年に発売された本に加筆したもの(発行の復刊ドットコム社もCCCのグループ会社である)。副題にTSUTAYAの創業とディレクTVの失敗から学んだこととあるように、枚方市で産声を上げたTSUTAYAのフランチャイズ展開の試行錯誤が描かれている。経営者とし2012/01/23

matterhorn

1
楽園とか書いてるけど、ここブラック企業だから。2010/08/31

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