内容説明
2018年6月、歴史的な米朝首脳会談が行われたが、その大きなテーマの1つは核施設の放棄だ。過去6回の地下核実験が行われた朝鮮半島北東部の豊渓里(プンゲリ)。核開発エリート技官を夫に持つ脱北著者が小説の形を借りて明かす衝撃のノンフィクションノベル! 三代にわたる金一族の絶対権力、核への執念、失われたのどかな暮らし。ベールに包まれていた豊渓里の核実験場、ついに封印が解かれる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
トト
3
北朝鮮の小説家で、脱北者の作者が描くドキュメンタリー小説。 事実を追って書かれているが、小説色が強く物語性もあり、非常に読みやすい。ユン・チアンを彷彿とさせます。 我々が表面的に見聞きしてきたニュースの裏側で、北朝鮮国内で起きていた事実に圧倒されます。 続編がハッピーエンドになることを祈ってやみません。 核実験場にされた山はおいしい松茸が取れるそうで、日本にも輸出されていたそうです :(;゙゚ω゚):2018/10/31
FFM
2
フィクションだと言うが、金一族の独裁政治を告発するような内容だった。北朝鮮では、多くの住民が餓えに苦しんでいるのかもしれない。核がなければもっと暮らしが良くなるのではないかと思う。2018/11/10
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