蕪村 己が身の闇より吼て

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蕪村 己が身の闇より吼て

  • 著者名:小嵐九八郎【著】
  • 価格 ¥2,035(本体¥1,850)
  • 講談社(2018/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065125946

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内容説明

享保の改革のころ、15歳の男が叔父を殺めて大坂から京へ逃れていった。河原で乞食をしたのち、僧・弁空のもとで寺男になる。寺で画と俳諧に興味を持ち始めた男は、京を発ち江戸へと向かう決意をする。江戸では俳諧の師匠・宋阿に弟子入りし、宰鳥と名乗る。だが間もなくして宋阿が亡くなり、下総の結城へ。そこを拠点に奥州や北関東への旅を繰り返す。28歳で俳号を蕪村に改め、いよいよ画と句と書に力を注ぎこみ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2018年9月初版。書き下ろし。久し振りに小嵐さんの著作を読んだが、こんな作風だったかなぁ~2019/01/14

yukioninaite

1
ちょっと、私には苦手な書き方の本でしたが、こういう人だからこういう書き方がいいのかもしれません。残った書画や俳句だけで人を結論づけるのはよくないな、と思った本です。人間そうそうカッコの良いものではありませんから。2018/11/08

たんかともま

0
俳句に興味があればもっと楽しめたと思う。歴史上の人物だろうとスケベに描くことで人間味が出ている。バイセクシャルなのは驚き。小嵐節の方言も今回は抑えめなため、ちょうどよいバランスでいつもより読みやすい。はじめに謎を持ってくる探偵小説的構成でまず惹き付け、それから、様々な人に視点を移すことで蕪村の人物像に厚みをもたらしたが、蕪村のみの語りで読みたい気もした。好みが別れるところか。罪の意識に対しての考察は知識の裏付けを感じる。親鸞をかなり評価しているのは著者の思想だろうか。熱量のある作品で読みごたえがある。2018/10/10

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