二〇二五年、日中企業格差 - 日本は中国の下請けになるか?

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二〇二五年、日中企業格差 - 日本は中国の下請けになるか?

  • 著者名:近藤大介
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2018/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569841076

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内容説明

習近平政権の「中国製造2025」が世界市場を席巻し始めている。「2025年までに中国が世界NO.1の製造強国になる」計画だ。着々と進行するこの計画が実現されれば、大きな構造変革が日本にもたらされる。巨大資本の中国企業が最終製品やサービスを作って世界へ輸出し、日本はそこに部品を提供する存在になる。いわば「日本企業の中国下請け化」現象が起きるのだ。さらに、米国とのAI覇権戦争も止まらない。「AI社会主義」とも言うべき国策をエンジンに疾走を続けるアリババ、テンセント、ファーウェイ等のメガ企業。これら紅船(あかぶね)の襲来に日本はどう備え、打ち勝つべきか。本書では、いまや逆転しつつある日中の産業構造の変化を分析。さらにIoT、キャッシュレスなどのIT化が進展する中国の最前線を現場からレポートする。気鋭のジャーナリストが綴る、日中の未来予測と最新分析に刮目せよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イボンヌ

11
衝撃的なタイトルですが、すでに既成の事実ですし毎日見聞きする事なので感慨はありません。 「老いた金メダリスト」と日本が呼ばれてるそうです。 14億人の国には敵いませんので、仲良くしましょう。2019/07/06

templecity

8
中国はある意味共産党の剛指導力の元で発展している。確かに自由は制限されておりプライバシーも無い監視社会なのかも知れないが、ビックデータが集めることができ良い活用であれば社会は発展するとも言える。中国のIT企業がある意味それを受け入れているのは企業の発展という意味でメリットがあるからであろう。一方、中国人に愛国心があるかと言えば割り切っていて、住みやすいところであれば国を出ることも厭わない。日本も住みやすい候補の1つ。今のエリートは米国に留学し日本は留学先としては少し劣る。(続きあり)2019/01/28

isao_key

8
企業、経済について中国企業や中国共産党の政策と今後の予測を論じている。著者が言う通り日本は中国より技術的に、サービス面で先んじているというのは幻想であることがよく分かる。ファーウェイが2018年春に日本の大学生の初任給40万円を掲げ話題となった。一方、日本では四半世紀も20万円程度である。日本企業の弱点を無責任体質とスピードの遅さだと指摘する。例として日本の銀行は駅前に大店舗を構えていながら、平日の午後3時までしか営業していない。中国の銀行は土日でも午後5時まで営業し、客が1回1回接客した行員を評価する。2018/11/26

SHOGO THE SB

2
大権を握って小権を分散させる2019/02/03

Y_Michiari

2
日本は中国の下請けになるのか?とあるが、アニメ業界は2006年度以降、中国の下請けです。また今の中国を見て、1980年代の日本も、外国からこのように見えていたのだな、と。まるで鏡のように映ると思いました。バックトゥザフューチャーでも1955年のドクと1985年のマーティが日本製を論じるシーンがありますが、30年もあれば時代が変わると言う事です。経済的には良好な関係を築きたいと思った一方で、共産主義体制そのものがリスクでもあると言える一書でした。オススメです。2018/10/07

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