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内容説明
「肝【かん】・心【しん】・脾【ひ】・肺【はい】・腎【じん】」という五臓で人間の体を捉える中国伝統医学。中でもとくに重要なのが「腎」。腎は腎臓だけでなく成長・生殖の働きも含み、生命の素となるエネルギー=腎精【じんせい】を蓄えている。腎の衰えは性欲・やる気の低下として現れるだけでなく、脳の働きも左右する。加齢と共に減る腎精をどう長持ちさせるか? 決め手になるのが「食こそ薬」と考える食養生法【しよくようじようほう】だ。「毎日一握りのナッツを」「肉は骨つき・皮つきが基本」「食べても消化できなければ毒になる」等、2000年の伝統から編み出された究極の「抗衰老【アンチエイジング】」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
56
著者は、恵比寿で薬膳スクールと薬店を経営しながら清代の西太后の宮廷薬膳を研究を続けている、株式会社漢方キッチン代表の阪口珠未さん。「肝・心・脾・肺・腎」の五臓で人間の体を捉える中国伝統医学より編み出された究極の「抗衰老」(アンチエイジング)を紹介した一冊。腎は腎臓だけでなく成長・生殖の働きも含み、生命の素となるエネルギー(=腎精)を蓄えており、腎の衰えは性欲・やる気の低下・脳の働きなどに左右するという。「毎日一握りのナッツ」「肉は骨付き・皮付きが基本」が良いそうです。2024/06/01
ちゃとら
43
【図書館本】読友さんのレビューで知った本書。とても奥が深く理解しやすく良い本だった。「腎精」という、もともと持って生まれた生命エネルギーをチャージする。身体を冷やしてはいけない、腹八分目など昔から言われていた事はやはり正しい。そして、食材の効能と摂取の仕方が詳しく書いてあり手元に置きたくなった。まずは私は食べたことがない棗にチャレンジしたい。他の興味のある食材も、どこに売っているかしら?ちょっと楽しみです😊2025/06/20
みち
25
最近、鍼灸院に通い始め、中国医学に興味がわきました!今まで栄養学の本はわりと読んでいましたが、東洋の新しい視点が新鮮。中国の歴史の中で培われた教えは信憑性があるように感じます。簡単に取り入れられそうな薬膳を試してみたい。2021/05/12
わった
10
ちょっとお腹を壊した、なんとなくダルイ、とか、病気までいかない体調不良をなんとかしたいなと思ったときに、中医学という対応があるんだと知り最近興味を持っていました。その中でも、体力…といえばいいのか、生きるパワー面の中医学を取り上げてくれていて、入門としては本当に勉強になりました。ほかの分野も少しずつ勉強していきたいです。西洋医学が取り上げられる前までは主流だったのに急にうさんくさく感じられてしまった理由や、歴史についても書かれていて大変読みやすかったです。2022/01/14
もくたつ(目標達成)
5
5.好きな東洋医学に基づく体の働きについての本で、興味深く読んだ。髪は血の余り。血が十分あると、髪は太く豊かになるというのが、参考になった。2022/11/23