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内容説明
やる気が出ないとき、努力や根性のような精神論で解決しようとすると、効果があるどころかかえって悪化する。原因はあなたの中にあるのではなく、思わぬところにある場合が多い。例えば、好きなことを後回しにしている、母親と仲が良い、SNSで批判ばかりしている、知らないうちに人から嫉妬されていた等々。それらが身体を蝕み、人を無気力状態にしているのだ。7万件の臨床結果をもとに「やる気が出ない」本当の原因を見つけ出し、心理療法を活用して、日々の活力を取り戻す一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
235
私も最近本当にやる気が起きないことが多くなってきてる気がするので読んでみた。自分だけの理由でなってるわけではないと言うのは大事な考え方だなと思う。2019/11/07
藤森かつき(Katsuki Fujimori)
38
万能感って怖い。言葉から受けるイメージとは、全く真逆な状況を作り出して行くことになるとは。快・不快コードを狂わせるバグは、思いもよらないところに原因があることがあり、原因が分かればそれだけで解消することもある。嫉妬が弱者に向かう、というのは意外だった。優れている人に対して抱くものだと思ってた。ただ優れている物を持つ人を嫉妬し潰す目的でいじめる、はあるみたい。脳は他の人のそういう電気信号を感じとってしまってバグを生じる、って嫌だな。「脳は注目した相手の脳の状態を真似する」ミラーニューロンは興味深いなと思う。2019/12/02
ひよこ
28
一瞬で消える方法等が提示されなかったことは置いといて(ダメだろ)、万能感の話までは「なるほど」と思えた。嫉妬の話からは胡散臭さ全開で全く理解できない。まだ仮説段階のミラーニューロンを根拠に展開する脳のネットワークの話は、もはやスピリチュアルなレベルの話。本書を買って損した…。2021/01/30
Twakiz
23
まさにやる気がでないことが多いので手に取ってみた.タイトルと内容にズレがありそう(自分のとらえ方の問題?).無気力になるのは「自分の万能感」や「他者からの嫉妬」のためであるというコンセプトが根底にあるが,日常的な用語と少しちがう用いられ方をしており,なかなかピンと理解しにくかった.さて,やる気を出してたまった仕事片付けよう.2019/11/10
メルル
15
嫌な世の中に生まれたとしか思えなかった。2019/01/23