内容説明
女性と見まごう美貌で北辰一刀流を会得した薩摩藩の剣豪隠密、赤星速水。西郷隆盛の信頼篤い速水は、藩の軍資金稼ぎのため、女密偵以登とともに生糸の密売の藩命を受け、横浜を目指してひた走った。そして舞台は京都、大阪、上海、アメリカへ。薩摩藩の幕末の激動期をダイナミックに描く歴史小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
18
時(代)は幕末、薩摩の西郷隆盛の許、京阪や水戸の情勢を探ると共に、軍資金を稼ぐキーマンとして働く、女性顔負けの面立ちにして、剣は示現流の達人という密偵がいたという…。 時代活劇とでも言う、最近は見かけなくなったストーリーの初出は、週刊文春昭和58年。08年、大河ドラマ「篤姫」に合わせての新装版のようだが、今となっては、天狗党の乱の記述で朝井まかて著「恋文」が思い起こされる。 スリルあり、ロマンスありのひと昔前の作品だが、存分に楽しめる。磯田道史氏の解説もおもしろかった。2017/04/14
nokiko
1
えー!そんな終わり方なのー!っていう終わり方 カライモ標準語とネイティブの間のセリフだから鹿児島弁に 触れたことない人にはつらいかも 私はちょっとかじってるから なつかしかった 2015/09/04
kayoshi
0
★★・・・ 2002/07/05