角川文庫 豹変

著者名：今野敏【著者】

KADOKAWA（2018/09発売）

• ISBN：9784041074305

内容説明

世田谷の中学校で、三年生の佐田が同級性の石村を刺す事件が起きた。だが、取り調べで佐田は何かに取り憑かれたような言動と行動で警察署から忽然と消えてしまった──。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

苦笑。「スマホアプリもマイナンバーカードも恐ろしいなぁ」って情報？IT音痴の私はつくづく思う。狐憑きなんてものが音と光で体現できるやなんて冗談でも恐ろしいわ。しかも中学二年生14才が。夢を見ている状態で人を殺めたり殴ったり・・。昔「薬中」という言葉がありましたが、今のネットも同じように作用してるのじゃないでしょうか。恐ろしいねぇ。それを使えないから僻んでいるんじゃないですよ😢。 富野さんの今後が気になりますが・・覚醒しても少年課の仕事は続けられますよ！。私の願望(#^.^#)。呪護、も一度読んでみよう

2023/05/30

[tottokopiyo]

オカルトとネットをつないだちょっと不思議なお話。読んでいて不思議なことはたくさんあったけど、これはこれで面白かった。

2018/11/22

[くろにゃんこ]

シリーズものなのですね(*_*)狐憑きの仕業の事件が次々とってどういう警察ものなのかと半信半疑でしたが、なるほど～！前作も読んでみようかな

2019/02/02

[Kazuko Ohta]

先日観た『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』をそのまんま思い出してしまうような設定です。『死霊館』では、悪魔に取り憑かれた少年を祓ったら、その場に居合わせた青年に悪魔が乗り移り、青年が殺人を犯します。本作同様に、悪魔憑きだということを関係者に納得してもらわなきゃならない。目を丸くする刑事の姿なども可笑しくて、怖いけど見入ってしまうホラーでした。しかも実在の心霊研究家の体験談に基づいているのですから。あら、本の感想のはずが、ほとんど映画の話になっちゃった。富野さんは心霊研究家のアシスタントも務められそうです。

2021/10/22

[パンダＣＲＺ]

鬼龍光一シリーズ。オカルト警察物。今回は中学生が人が変わったかのようになり傷害事件をおこす。人格が豹変した彼らに共通する謎のSNS …。今野さんの作品は相変わらず読みやすい、ほぼ一気に読み切った。

2020/04/19