内容説明
リィ捨て身の攻撃でルウの暴走は抑えられた。セントラル宙域の壊滅は免れたのである。しかし脱出を急ぐ一行の前にふたたび‘悪しきもの’が立ち塞がり、執拗にルウに迫るのだった！
『天使の舞闘会』で語られなかった脱出劇の末を描く『嵐の後』。さらにダンの息子ジェムが、母親のルウを探しに行くと言い出して大騒動になる『宇宙一不幸な男』の２篇を収録した外伝１。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
80
P91 3人の少年が固唾を飲んで見つめる先では、今まさにｼﾞｬｽﾐﾝがその指で、〇〇お手製のｸｯｷｰを…みなぎる緊迫感と美味しそうな匂いのミスマッチ！最高の1枚でした(*≧∀≦*)本作を｢外伝｣と呼ぶのはちと差し障りがあるように思いますが(笑)破天荒にかつ華麗に大活躍のあの人、この人｡存分に堪能しましたぞ。2016/04/09
文庫フリーク＠灯れ松明の火
62
再読。頑迷なるダン・マクスウェル。今こそその報いを受け取り給え(笑)悪趣味とは思うのですが、中年男性の分際で、未遂ながら母親からお尻ぺんぺんされる、やられっぷりにナイス。『宇宙一不幸な男』で力無く机に突っ伏す姿にも、お気の毒さまより〔ナイスやられキャラ〕が先に立つ。有名な格言は辞書を引くより確実に覚えられる。『口は災いの元』 『毒を喰らわば皿まで』も有りましたね(笑)2011/01/18
きむこ
53
再読。完結編でスルーされて気になってた部分が外伝として描かれてる。ジェームズにルゥを諦めさせる為の計画が好き。もう一冊外伝があるけどとりあえずここまで一気に再読してようやく満足です(^o^)2015/12/20
エンブレムＴ
49
外伝？（笑）・・・このシリーズは、どれもイラストが素敵だなぁって思いつつ読んでいるのですが、この巻は特に強くそう感じました。リィのお菓子作りにまつわるエピソードなど、ファンブック的なお楽しみシーンの描き方なんて、そりゃ～もう読者が「見たい！」と思うであろうツボをキッチリ押さえまくりです♪ファロット３人組は、相変わらずトゲだらけですがやっぱり良いトリオだと思いました。常人とずれてるゆえのボケとツッコミが面白いです。自分達以上に非常識なメンバーに囲まれた時の、それぞれが心の中でする総ツッコミも面白過ぎますｗ2011/01/17
UK
30
やっぱりな。どこが外伝じゃ。しっかり続きじゃないの。しかしこれだけ主役級のキャラクタをずらりと揃えて、それぞれによく色々な見せ場を展開してくれるもんだわ。それにつけても普通人のダンが哀れ。どうして息子をスーパーマンにしなかったのかなあ。孫もどうやらこのまま引き立て役だな。2017/11/20
