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内容説明
「僕にはまた向かう先ができた。NORTHだ」ウルトラランナー界のレジェンドが、復活を懸けて新たな挑戦に立ち向かう。だれよりも速く、だれよりも遠くへ。アパラチアン・トレイル(3,500km)を北上して、最速踏破記録を樹立するための激闘の日々──。いつしか、それはもっと深い意味を帯びた探索の旅へと変わってゆく。
■解説:角幡唯介氏(探検家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
65
アパラチアン・トレイル踏破の記録、それ以上に人生訓についても得られる。走る人は、どこか哲学者になっていくのかもしれない。だって山を走ってなんの意味があるのか、というところまで行き着いてしまうしね。以下メモ。向かう先ができたから、さらに走る、きっと目的なんてなくて目の前のゴールを無条件に受け入れて足を進めているだけなんだろう、それができる幸福さよ。沈黙を貪るように食べる、という表現は山の生活を表していて面白い。銃を持った犯罪者が、獲物を求めてくるエピソードもあり、意外と危険な山。2023/12/03
ずっきん
65
ウルトラマラソン界のレジェンド、スコット・ジュレク。本書は四十歳を越え、走ることへの情熱を失いかけていた彼が選んだ、世界屈指の難易度を誇るアパラチアン・トレイル踏破の物語だ。期待と高揚で未知への扉を気楽に開けたスコットとサポートのジェニファーのモノローグで語られる、四十六日間の全行程。まるで冒険小説を読んでいるようだ。全力を絞り出した限界の向こう側には何があるのか彼らも知らない。二人が見る風景と、壮絶な闘いを追体験していく。なんて贅沢な読書だろう。全ての人に体験して欲しいと思う。→2018/09/24
ちびbookworm
61
★4.5.世界で数々のレースで優勝してきた伝説のトレランランナーのジュレク(「Born to Run」でも登場)。40歳になったが引退に踏み切れず、情熱と目標を失ったままだった。新しい自分を見出すため新たな挑戦をする。米国の著名なロングトレイルの一つ、ATの最速踏破記録(FKT)を走って塗り替えることだ。◆前半は、実際に身体を動かし自然の奥深くでしか感じれない自然の美しさや風などが描写され爽快。後半〜足の怪我、削られる体力筋力、睡眠時間、1日の走破ノルマなどと戦い苦しみながら、巻末へ。ランのモチベ上がる本2024/09/04
lily
61
3500kmのアパラチアン・トレイルの最速踏破記録した夫婦の絆と仲間が絡まるドキュメントは、市民ランナーの私にも知恵と勇気と感動と速さを与えてくれた。Netflixで「ゲームチェンジャー-スポーツ栄養学の真実-」で著者の姿を見て、再読して、またヴィーガンに戻った瞬間、自己ベスト大幅更新して、サブスリーの欠けらが見える速さで楽々に走れたのだから。走りながら肉離れも癒えるのね。脳への呪文次第ね。日本のマラソン大会にも出てくれたらいいのにな。私も一緒走りたい。3部作読んでファンにならない人なんていないんだから。2024/09/29
kazi
35
著者スコット・ジュレクさんはウルトラマラソンの世界でいくつもの前人未到の記録を打ち立ててきた伝説のランナーです。本作は著者がアメリカを代表する長距離自然遊歩道“アパランチアン・トレイル“への最速踏破記録に挑戦した日々を回想録として綴ったものです。私は20台の頃はマラソンも何回か走ったことあるし、トレイルの大会にも出たことあるけど、これは・・^^; 桁違いすぎて言葉が出ないです。ウルトラランナーが見る世界、感じることができる感覚。こんな風に言葉にして伝えてくれても、実際に走らなければわからないと思う。2021/08/19
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