内容説明
大切な来客の駐車場を予約しそこない昭子が焦っていると、運良くキャンセルが出て事なきを得た。しかしその空きは交通事故によるもので……。ささいな出来事をきっかけに、ぞっとするような世界へ誘う4編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mint☆
103
ホラーテイストな四つの短編集。因果応報、こうなるには何か理由がある、というようなストーリー。「人質の歌」は盛り込み過ぎで少し困惑。色々ツッコミながら読了。さらっと読めるので時間つぶしの読書をしたいときにおすすめ。2020/04/16
タケチヨ
31
中学生の頃よく読んでいた赤川次郎作品。久しぶりにページを開くとあの頃と変わらぬ安定の読みやすさに安心。会話文が多く登場人物たちの言動も多少漫画チックな部分もあるけれど因果応報的なテーマもそれなりに織り混ぜているあたりは流石。ホラー感の強い『神の救いの手』と『使い走り』がお気に入り。4編中に登場する男性陣のほとんどがクズばかりなのはなんとも切ない。2021/03/13
coco夏ko10角
20
4つの作品収録の短編集。ホラーファンタジー。『使い走り』がよかった。 神の救いの手/使い走り/最後の願い/人質の歌2020/09/03
ずぅ
6
因果応報、悪いことした人には罰がくだればいいのに。人に優しくした人は報われればいいのに。 ホラー風味だけど、温かい本でした。2018/10/25
リリパス
5
4つのお話が入っている短編集です。ちょっとこわいホラーな話や、ちょっともの哀しい切ないお話でした。2018/10/24