内容説明
戦後七十数年を経て、道徳は「特別の教科」として教科化された。その狙いは? 新しい教科書の中身は? 先進各国が教えるモラルは? 道徳教育こそ国民性を表すと考える著者が、修身にはじまる歴史を辿りながら、日教組の影響、様々な提言が封じられてきた経緯、教科書の盲点等、幅広い視野から問題点を炙り出していく。道徳は一部の政治家や官僚、教師に任せるべきものではない。国民が逃げずに向き合うべき課題なのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKO
4
道徳教育難しい。今までの歴史があって、問題点が生まれ、その改善のために道徳教育は変化してきた。そうして教科化。しかも「特別の教科 道徳」。何を教え、何を教えないかでは、教えたらよいのにと思うこともあったし、偏ってはいけないと思ったけど、道徳を通してじゃなくても良いかと思えた。道徳教育をしない国もあるみたいだし。道徳性を育むのは道徳教育だけではない。でも道徳教育をやるからには、価値ある時間にしなければ。「逃げない道徳教育」の視点ももって。2018/09/23
K
3
今年まで、道徳の授業って教科じゃなかったのか…。モラルジレンマを討論させるのはよさそうね。2018/10/11
oooともろー
2
この著者だから政治的に偏っているのは仕方がない。モラルジレンマを討論の材料にすることについては同意。 タイトル「誰が殺すのか」の答はあまりに自明。2018/12/04
totuboy
2
はっきり言って現場で働いている教員からすれば左だとか右とか組合だとかということはあまり関係ない。(都道府県にもよるかな?)高度に政治的な記述が多かったのは読んでいて気になった。ただ、部分的には共感できるところもある。「いじめ」の問題を道徳は解決できないかもしれないが、都合のよい数字だけを鵜呑みにしてその成果を議論することは意味がない、という点は納得。2018/09/17
史
1
まあ新書。だけれどもモラルのジレンマの話と、いじめと多様性の話はよかったかなと。2019/11/28
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