朝日新書<br> 政権奪取論 強い野党の作り方

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朝日新書
政権奪取論 強い野党の作り方

  • 著者名:橋下徹【著者】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 朝日新聞出版(2018/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022737878

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内容説明

野党が強くなければ、政権与党はやりたい放題で国民の声は政治に届かず、日本は良くならない。ではどうするか? 「ふわっとした民意」をどうつかむか? 「風」だのみでない強い組織をどう作るか? 自称インテリには絶対語れない超・体験的政治原論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

92
今の日本は入れ札(選挙)で富の分配を決めることが当然だ。橋下さんもそのことについて何ら異論はない。だが行間には鎖帷子を着込んで、相手の甲冑の隙間に脇差を突き立てて刺し違えるような気迫がみなぎっている。中世の日本では食料や金の分け前は弓矢や鉄砲の力で奪い取っていた。そこには生き残りをかけた合理性とその合理性を実践するための理念しかない。その冷徹なまでの合理性を大阪府知事・大阪市長に使っていたんだと実感。「政界復帰は20000%ない」とかおっしゃっていたけど、野に埋もれさせるのも勿体無い気はする。2018/10/29

hatayan

30
維新の会を主宰、大阪府知事と大阪市長を8年務めた立場から強い野党を作るための提言をする一冊。 安倍政権は野党の支持層にまで配慮して移民政策、自由貿易のTPPを推進。支持層の意向にあえて反してでも現実の課題に対応している一方、野党は理念の追求に明け暮れ無党派層の受け皿たり得ていないと評価。 自民党が強いのは、異なる意見でも最後はまとまる組織力、支持層を固める地方議員、権力闘争を経て人間関係力を備えた人材が厚いためとします。 与党が安定感ならば、野党はスピード感。いつかに備えて切磋琢磨すべしと提案します。2019/01/06

はる

28
わかりやすいし、大阪都構想の頃の橋下徹の行なっていたこと、考えていたこともよくわかり、おもしろかった。小さな事実の積み重ねを、府民にわかりやすくやっていたんだなと。論理的で、今の日本維新の弱さや野党の弱点なども面白い。野党を取らずに政治家はやってられないくらいの熱さを持った政治家がいるといい。私もそのくらいの熱意で仕事をしていきたいと思った。2019/02/09

それいゆ

26
政党支持率が立憲民主党と肩を並べている今、次回の総選挙が、吉村大阪府知事が救世主となって日本維新の会が大躍進する絶好のチャンスだと思います。ただし、橋下徹さん自身が立候補することが大前提でしょう。政治はかたまりだというのであれば、国民民主党玉木党首とも手を組んで、自公維新連立政権を実現させる気概はあるのでしょうか?橋下さんが立候補しなくても、維新はある程度議席は伸ばすでしょうが、弱い野党の中で共に埋没してしまいそうな予感がします。あなたは外野から好きなことを言うのではなく、中枢にいるのが似合います。2020/08/16

hk

19
■要約■政治家が主義信条や思想ひいては自らの政策を有権者にうったえる手法は過去の遺物だ。世論調査によってマーケティングを徹底し市民のニーズをつかみ、それを鑑みて最大公約数的な政策を掲げる時代である。その際に政党のイデオロギーと政策の一貫性にこだわっていてはならない。こうして無党派層からの支持をとりつけて議席数を確保するのだ。これはまがうことなき大衆迎合政治だが、良いポピュリズムであれば問題はない。良いポピュリズムとは次の①②の要件を満たすもの。 /①国民の教育水準が高く、政治と政治家を見る目が涵養されてい2018/12/07

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