内容説明
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豊満な水と酸素を蓄えた美しい水の惑星・地球。その進化の頂点に立った私たち人類の繁栄は永遠に変わらないもの。と私達はつい思いがちですが、最新の研究で、地球は誕生から大変動を繰り返して生まれた星であることがわかってきました。生物が生き抜いていくには非常に過酷な環境だった『あらぶる星・地球』。
超巨大隕石の衝突で地上にあるもの全てが灼熱の溶岩大地になった『原始地球時代』、地球上の全てが凍りついた2度にわたる『全球凍結』、超大陸出現の度に現れる地球大噴火『スーパープルーム』、地球温暖化によって生物の95%が死滅した幾度の大量絶滅...そうしたなか46億年の地球の歴史の中で、私達生物はなぜ生き延びることができたのか?― この本は、壮大な地球の歴史とその過酷な環境で生物がどう進化し生き抜き、なぜ人類が選ばれし者になれたのか?そして未来の地球の姿について、ビジュアル紙面でその謎を紐解きます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
85
2012年出版。ビジュアル豊富な大人のための図鑑。地球の誕生からジャイアント・インパクトによる月の形成、地殻の形成から原始の海での生命誕生。約23億年前、7億年前、6億5千年前で全球凍結とその直後の生物進化。20億年前の真核生物の出現、6億年前の多細胞動物の出現など。古生代のカンブリア爆発、中生代の大型爬虫類・恐竜時代、新生代の哺乳類の時代。約9億年後の二酸化炭素低下で地球上のほぼ全ての生物が絶滅すると予想されている。地球の歴史をまとまって知ることができ、パラパラと眺めて楽しむことも出来る本です。2021/05/31
翔亀
52
版元が実用書専門の出版社なので資格試験の参考書のようなつくり。宇宙の起源、生命の誕生から現代までの科学的な常識の切り張り(田近氏は監修のみで執筆者はサイエンスライターの荒船良孝氏)。写真と図版は良くできているが、目新しい説や主張は皆無だし、「・・・の点はよくわかっていない」「一説には・・・」というフレーズが頻出。科学ビジュアル誌のつもり軽く眺めていたのだが、最後に来てとんでもない代物だったことがわかり驚愕したのであった。↓ 2016/05/21
ローレンツ🐾
11
地球が生まれて46億年の物語。 地球年代では今の地球は人間でいうところの大体80歳くらい。 始まりがあれば、終わりもある。 石油はあと46年ほど、石炭はあと118年ほどで枯渇するといわれている。 人間たちが資源を使い尽くしたのちに地球はどうなっていくのか。 また、地球に住む生命は。 いま、何を考え、何しなければいけないのかを考えるきっかけにもなる本。2019/12/13
ちゃこばあ
11
とても分かり易く楽しいです。いつまでも見ていたい・・お勧めです。地球が今あるのは壮大な年月と不思議の積み重ね・・凄いです!2014/07/15
B-Beat
11
◎連日の猛暑で今ひとつ集中し切れずに読了。現在の地球の気候はこれでも冷えているほうだと。あと20億年もすれば地球はますます巨大化する太陽に飲み込まれてしまうと。寒い時期に熱くあれこれと想像を巡らせたい。2013/07/19