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内容説明
小学5年生の翔は、パパがベルギーへの転勤が決まり、ママが仕事で忙しくなるという理由で、田舎のおばあちゃんの家に自分だけ引っ越すことになった。共働きの両親の都合とはいえ、いつも自分ばかりが犠牲になり、損ばかりしていると感じていた。そこで、おばあちゃんの家で犬を飼うことを引っ越しの条件にした。ところが、おばあちゃんは裏山のタヌキ一家が怖がるからという理由で、犬を飼うことを許してくれなかった。新しい学校に通いはじめた翔は、都会に比べて何もない田舎や、同じクラスの咲良にうんざりしていた。しかし、自然豊かな田舎にも慣れ、少しずつクラスの仲間とも打ちとけていく。そんな中、ママの生い立ちや、なぜママが仕事に打ち込むのかを知ることになる。さらに、おばあちゃんに思いがけない出来事が起こり……。大人の都合に振り回されながらも、家族との関係を見つめ直し、自分がやりたいことを見つけていく少年を描いた成長物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
37
ぼくのわがまま宣言!。今井恭子先生の著書。両親の仕事の都合で自分だけが祖母の家に引っ越すことになったわがままなぼくのお話。女性の社会進出が進んで、働く母親が増えている日本だから、ぼくのわがまま宣言!に出てくるような事例は今後増えてくるのかもしれませんね。2019/04/05
ミーコ
37
両親が仕事中心で 翔君は不満が一杯。。な所へ父親は海外単身赴任 、母親もバリバリのキャリアウーマンで広告代理店勤務 そして大変な任務に・・・。翔君はお婆ちゃんの田舎に預けられる。転校を余儀なくされ 犬を飼いたいのに ひいばあちゃんには却下され イライラが募ります。でも都会の子供とは違い、田舎の子供たちは身使って遊びます。私の子供時代を思い起こされました? それでも翔君は山に駆け登ったり 逞しくなって行きます。お婆ちゃんとぶつかりながら成長して行く姿が眩しく感じます。来年もここにいる❗翔君 頑張って❣2019/02/16
杏子
14
両親の仕事の都合で、田舎のおばあちゃんと一緒に住むことになった翔。慣れない田舎の生活や、初めての転校で不安だったり、念願の犬を飼ってもらえない不満など、最初はくすぶっていた翔だったが、運動会のリレーの選手に選ばれたことがきっかけで小さいけれどはっきりとした目標ができた…… 翔の気持ちに寄り添って一気に読める。なかなか面白かった。続編があるといいなと思う。一年後、同級生を負かすことができるのか!?ママに比べて影が薄いパパの夢も叶えてあげたいし、やはり家族揃っての生活がよいよね。2018/10/01
timeturner
7
なるほど、翔が最後にわがままを主張する気になったのは、父親や母親がそれぞれに独立した人間としてやりたいことを追及する権利を認めたからなんだな。だからこそ自分自身もやりたいことをやるって宣言できたんだ。こういう成長物語もありだね。2018/09/28
頼ちゃん
4
立派な子どもだね。2019/01/03
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