内容説明
夢を諦めがちな中高生に夢を叶えた大先輩が夢を叶える大航海法を伝授する! 画業60年以上を経てなお活躍中の漫画家・松本零士氏が「創作」「夢」「生命(いのち)」「闘い・友情」「時」「人生」をテーマに中高生向けに語りかけます。自伝漫画「昆虫国漂流記」収録。 若者の可能性は無限大です。自由な発想で夢を描き、創り出し、それに向かって進んでください。人生という限りある時間の中で、友を探し、時に闘い、多くの体験を生命に刻むことは必ずや財産となるはずです。君は夢をどうかなえるか――――――。その答えが、この本を読んで下さった皆さんの心の中にもう芽生えはじめていることを、心より願っています。(「あとがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
92
「皆さんにはこれから素晴らしい未来が開けているように、私にもまだまだ未来があるのです」と。前書きからして、著者のバイタリティーや夢の大きさ、生命に対する真摯な姿勢を感じます。2023年に85歳で惜しまれつつ亡くなられた著者、この初版が2018年、この前書きを書いた時、著者は何歳だったのか。最大の尊敬をもって、ずっと心に留めておきたい一冊です。2023/10/27
さばずし2487398
33
児童向けだが、平易な表現になってこそ逆にその人の生き様が簡潔に、偽りなく伝わる。出版時点で80歳代になられているが、凡ゆる作品から感じるそれとは1ミリもブレていない。「宗教、思想、民俗には土足で踏み込まない」「その人にも夢がある」等他者への思いやりが特に響く。また最近の若者の漫画が虚無性から来ているのを心配されていたのも印象的だった。戦時中の祖母の武家らしい態度、終戦の日に見た日本軍の飛行機のパノラマ光景、お父様の教育、この世代の逞しさ。改めて沢山の事を受け取った。北九州市漫画ミュージアムにて読了。2023/02/23
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
19
松本零士先生80歳、こんなに熱い心を持って想いを伝えるんだ。児童書出版部、子供達へのメッセージ。」時間は夢を裏切らない。夢も時間を裏切ってはならない」「あなたにもエールを送ってくれている人は、必ず存在することを忘れないで欲しい」自分の経験全てが夢を叶えるための力になります。どんな経験がどんな創造力に繋がるかは結果でしかわからない。子供達にも大人にも心響く一冊。「私は人の心の一番悲しいところに触れて苦しめるのを楽しみにするやつを許せない」誰にも触れて欲しくない大事な心が存在する。エメラルダスの言葉。2019/04/20
退院した雨巫女。
13
《私-図書館》メーテルや鉄郎や、キャプテンハーロックの名言と、松本零士先生の解説。贅沢でした。2018/07/14
ごいんきょ
12
松本零士の送る、若い人向けのエール。 私も同感です。2018/08/31