深夜航路:午前0時からはじまる船旅

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深夜航路:午前0時からはじまる船旅

  • 著者名:清水浩史
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 草思社(2018/09発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794223401

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内容説明

日本で現在運航している深夜便(午前0時‾3時発)全14航路を旅した著者が、深夜航海の魅力と、下船後の「旅のつづき」の愉しみを綴る。
本邦初の深夜航路ガイド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

61
午前0時以降に出航する航路。〇十年も前、深夜、徒歩で歩きとおしたことを想い出した。その時の空気感、今、想い出しても、日中とは違うし、日付変更線が変わったあとの時間の違い。深夜には、そんな瞬間がある。それに航路が加わるのと、どうなるのだろう。無性に乗りたくなってきた。新潟から佐渡の航路かなあ~、カーフェリーに拘りたい。人の息遣いが聴こえてきそう。2021/05/11

それいゆ

48
神戸港発高松港経由小豆島坂手港行きは一度だけ乗船しました。普段は神戸港発坂手港行きには昼間に乗り3時間で到着しますが、高松港経由だと8時間。高松港での待機時間が半端なく長く感じます。以前、香港発バハレーン経由でドバイへ行く便に乗ったことがありますが、そのときもバハレーンでの待ち時間を持てあましました。この時と同じ感覚です。でも、11時に出て目がさめれば小豆島!宿泊代を節約したい弾丸旅行者には最適な航路でしょう!昔神戸中突堤を夜出航した関西汽船が3時に坂手港に到着していたので、それよりも楽かもしれません。2018/08/01

あじ

46
午前0時から3時までに出航する定期船を【深夜航路】と定義し、全14航路を制覇した船旅紀行。所要時間15分という最短航路から、気忙しい飛び石航路まで─。夜凪の心象風景と汽笛の残響が尾を引く旅愁を枕に、海上のゆりかごで静思に耽る筆者の姿が印象的だ。そして上陸した土地の歴史や伝説に触れる記述に【深夜航路】の深淵を覗いた。船会社の経営難という現実問題も見え隠れし、思慮深く読書の海を航海。寝静まった船内でのいつかの読書を思い出しながら─。 ◆筆者の既刊「秘島図鑑」も合わせてお薦めしたい。2019/02/02

みーまりぽん

36
「国内定期航路のうち0時~3時の間に出航する便」を「深夜航路」と定義し、現在運行されている全14航路を実際に乗船した紀行文。各地でもう1つ、おまけの小さな旅も・・・というか、そっちがメインだったんじゃないの~という感じも。 小学生頃、父の故郷へ夜のフェリーで向かった淡い記憶があるからか、暗い海を見下ろす甲板で頬に受ける風の匂いが伝わってきます。設備、雰囲気など情報も揃ってて、旅へのデータ的利用も可能。 おまけ旅の、吉野川最後の渡船を読んで、あぁ木曽川最後の渡船に乗っておかなければ、とまた強く思うのだった。2019/04/03

プル

27
ロマンだけでなく、ノスタルジーさも感じる一冊。これを読むと0:00以降船に乗りたくなる人も多いかも。私はヨットなどの小さい舟も大型客船も大好きだ。遠くだけど海を見続けて育った環境がそうさせるのかもしれない。夜景が綺麗な対岸に向かうワクワクはたまらないし、真っ暗な海原に視線を凝らし、同時に波の音を聞くのも好きだった。ただ、古い船は手が入っていない。最近においては経営難だからなのか、扉の閉まらない女子トイレも目立ち、最近は嫌いになりかけていた。深夜は嫌だけど、ここに出てくる航路はいいな。こんな船旅も悪くない。2019/08/27

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