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内容説明
古物店の主が遺した奇妙な手紙。夏目が店に入ると妖の声が!? 笛吹く妖怪や、夢を操る妖怪も登場。アニメ『夏目友人帳 参・肆』のシリーズ構成の脚本家による完全オリジナルストーリー3編収録。『夏目友人帳』待望の初小説化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
44
モノローグが多く、線が細くてあらゆる色彩に優しい緑川フィルターとも言うべきペールトーンがかかっている夏目友人帳の世界。空白の多さも一つの魅力だと思っているので、文章にしたらどうなってしまう、と不安でした。確かに黒と白でぎゅうと詰まっていると、私の知ってる夏目じゃない。と思うのですが、出だしの一文とかニャンコ先生のぷりちーさとかだんだん村井フィルターが掛かってああ、夏目の世界だと安心しました。挿絵が書き下ろしの所も良かったです。一話目のオチはかなり早いうちにわかってしまったのですが、ほのぼのしてよかったです2013/03/29
みちゃ
44
予想以上に原作との印象に違和感がなく良い作品だった。 構成は中編1作と短編2作で、中編には多軌と名取さんが、短編には田沼が登場しているので脇キャラが好きな方も楽しめる内容です。 人と怪の狭間で揺れる夏目がうまく書かれているので原作、アニメファンは買っても損の無い内容だと思います。2013/02/28
ギンちゃん
28
この温かで厳しくも優しい、ちょっと泣きたくなるような空気が切ないくらい愛おしい。神様も妖も目にしたことはないけれど「夏目友人帳」をアニメやコミック、この小説でその世界に触れるとそれらの存在を大切にしたくなる。夏目と妖たちの物語はギザギザに尖ってしまいそうなどうしようもない気持ちをふんわり優しく包んでくれる。これからもずっとずっと大好きで大切なお話たちだろうと思う。厳しくて優しくて切ないこの世界に出会えて良かった。2017/11/07
つたもみじ
27
中篇「ランプ堂奇譚」短篇「妖の音」「妖の夢路」妖との交流や、夏目の優しさ。ほっこりとしていて、どこか切ない終わり方。さすが、アニメの脚本家さんが書かれただけありますね。既存のキャラクターもオリジナルのキャラクターも違和感なく魅力的で、柔らかい雰囲気のまま、さらさらと読了。どのストーリーも原作の雰囲気を損なう事のない、良いノベライズでした。2016/01/09
稚羽矢
25
マンガのイメージを壊さなくて、すんなり読めました。ランプの話が個人的にお気に入りです♪2013/01/24