内容説明
国王を人質にし戦端を開く──愚劣であるが確実な作戦をもってなお、戦には敗北した。デルフィニアの進撃を止めなくてはタンガ・パラストは滅亡する! 二国の王は恐怖した。大華三国の均衡は守られねばならぬ。かくして二国再連合と、スケニア、さらにファロット一族を巻き込んだ陰謀が始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
96
闘技場と化した王宮、世紀の夫婦喧嘩!死人が出なくて良かった〜(笑)動き出したファロットの本拠地スケニア、ジルの出自、ロザモンドのおめでた←しっ!バルロに聞こえる(笑) そしてそして!とうとうウォル様が走り出したよ、待ってました!と思ったら、ちょ、ちょい待ち、リィ!離婚なんて気が早いって!( ̄ロ ̄;)続きはどうなる!?2014/07/19
☆よいこ
61
デルフィニア⑪タンガ・パラスト戦終了後の後始末。壮大な夫婦喧嘩。貴族の後継問題の後半戦。ロザモンド懐妊なのにバロルに知らせないとか鬼畜すぎる。▽あとがきが近況報告なの同人み。前巻から口絵のシェラ率が高すぎて萌える2022/02/05
エンブレムT
53
リィの存在自体が物語を大きく動かしている、というのをストレートに感じさせる巻。夫婦喧嘩もド派手で笑ってしまったけれど、話をつけた後の仲睦まじいシーンに色気が皆無なのには大笑いしました。平和になると、お世継ぎ問題が浮上してくるのは仕方ないとしても、ハラハラもドキドキもない愛妾候補の彼女にイマイチ魅力を感じられず、つまらなく思う私です。「ファロット一族、サッサと動き出して欲しいなぁ・・・」などと物騒な事を思っております(笑)2010/11/25
昼夜
38
2011年1冊目。続き読みたいのに図書館はまだやってないので生殺し状態ですよ(泣)。熊と狼の戦いも見ものですが熊と栗鼠、皮肉屋二人の幸せな姿も見たいです。2011/01/03
きむこ
37
再読。リィとウォルの大げんかの後の二人のやりとりが好き♡ポーラ再登場。2018/01/03