内容説明
騎士バルロが出撃する。叔父のマグダネル卿を討つために――。国内に争乱を呼ぶサヴォア一族の内紛とは、主家失脚をたくらむ卿と、その陰謀を阻止せんとするバルロの対立であった。卿の背後には、デルフィニアを狙う大国タンガとパラストが……。この危機を迎え討つべく、国王は自ら行動を開始した!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
90
「ようやくわかってきた。この王宮は化け物の巣だ。」気の毒なシェラの独白に大笑い。ウォル様、役者やなあ。こうして内外に君主としての基盤を固めていく、だからこの題名なのね←捨てられた犬ではなく(笑)ウォル様の夜這いに始まり、夜這いに終わるのかと思いきや、ちょ、ちょい待ち!「愛妾にいたしましょう」って、お主、何者なのじゃ!?2014/05/19
文庫フリーク@灯れ松明の火
63
再読 『捨てられた犬!』『受難の犬』著者後書きの裏タイトル通り、シェラがひたすらお気の毒さまの巻。国内の謀反やら、王の愛妾志願の女性登場やら細かいことはさておき(どこが細かいんだ!どこが!←イヴン)ヴァンツァー初お目見え。『正直に言うが、俺が助けたのはトリシャではなく、ビアンカの眼だ』(ファロットの休日より) 初読の時は、まさかこんなセリフが読めるとは想像もしなかったよヴァッツ。2010/09/04
☆よいこ
58
第2部②「捨てられた犬」「受難の犬」暗殺者シェラがリィにかなうはず無し、袋入りで運ばれる。バルロは叔父を討ち取り北の塔で優雅な幽閉生活▽周りの国も動き出し、世界が広がってきた。2022/01/23
エンブレムT
51
会話のテンポが良く、言葉の選び方が楽しいです♪名門サヴォア一族の内紛に絡み、隣国の謀が明るみになるなど、歴史としては重い展開だというのに、何だ?この明るさは(爆)「この王宮は化け物の巣だ」から始まる、シェラのようやく辿りついた結論には腹筋を直撃する可笑しさがありました!あとがきも笑った~!!この巻のタイトルは「捨てられた犬」!?確かに裏表紙のイラストからして『捨てられた子犬のような目』してる彼ですけどwwwどうしよう。私、この情けない子が『デル戦』の中で一番好きかも(笑)2010/11/17
昼夜
38
バルロとナシアスが頑張ったのに最後のページに全ての興味がいってしまって本当に災難だなとふたりの肩をポンポンしたくなった。即座に剣で斬られそうだけどね。2010/12/11
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