内容説明
コーラル城の華やかな喧噪にまぎれ、王妃暗殺の罠は巧妙に精緻に張りめぐらされた。無関係に見えた少女の死。王宮の内部で殺された侍女。決戦の場となった雪原で、暗殺集団ファロットの青年はあでやかに微笑む。リィの本能が警鐘を鳴らす。この奇妙なイキモノは「人間」なのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
90
扉絵のリィは何でまた、こんな態勢になってるのかと思えば…ぶはは!(*≧∀≦*)腕しか見えないバルロの得々と語る様子も見たかったなあ(笑)そしてP149のまさに女神の如き輝くような美しきお姿!どなたかと思いました。やればできるじゃん!レティシアとの「死闘」の行く末、パラストとタンガの動きもますます気になりますが、一番びっくりしたのはあとがきの「ウォルとリィを本当の夫婦にしてください」という投書。えっ!?そりゃ絶対にムリだと思いますけど…σ( ̄∇ ̄;)2014/08/16
☆よいこ
59
デルフィニア⑫離婚騒動からのポーラ王宮入り。王妃暗殺のためファロットのレティシアがくる。リィはレティと意気投合するが殺し合いは続く▽ポーラのために女装するリィ「…短い命でございました」が1番の見どころ。好きな人なら食べたいと言うリィの人間離れした行動が中心。口絵はポーラを口説き落とすバロルが腕だけで見切れ、リィを抑えるイヴンとナシアス。2022/02/06
エンブレムT
58
「短い命でございました」にウケました!個人的にもドンピシャなセリフだったもんで。昨日読んだ本によって得た『澄んだ美しい気持ち』はこの本によってぶっ飛んじゃったもん(笑)あ~、何なの?このロマンのカケラもない恋愛展開!王と騎士団長のヘタレ具合には大爆笑してしまいました。この巻でも一番男気溢れてるのは、やっぱり!リィですねー。誰もが見惚れる美女姿になっても、『美貌の怪物』扱い(爆)また見たいです~♪ファロット一族・レティシアの動きも気になりますが、リィが再び化けるシーンがあるかどうかの今後の方が気になりますw2010/11/27
昼夜
42
ツボが盛りだくさんで笑った、笑った。そんなことしてる情勢じゃないだろって何回突っ込めたかってくらいの王宮は上へ下への大わらわ。王国にとっては深刻な問題なのにこのキャラたちにかかるとなんでこんなに面白いんだろう。部下の皆さんご苦労様です。2011/01/12
きむこ
39
再読。初めて読んだ時、リィが何でこんな暗殺のプロに惹かれるのかわからず、シェラと同じ気持ちで嫌悪してたなぁ。2018/01/04