内容説明
秋葉原の寂れた一角に、日本酒の銘店と名高いバーがあった。
少し前まで、この店は潰れかけのメイド・カフェだった。
この窮地を救ったのが、“日本酒ソムリエ”と自称する主人公・三輪数馬(みわかずま)。
元々彼は、アルバイトで日銭を稼ぎながら日本酒ブログを運営する冴えない男だった。
ある日、謎の老人と出会ったことが、彼と潰れかけのカフェにとって大きな転機となった。
老人にカフェに連れてこられた数馬は、その料理の味に絶句する。
経営者・香織の母親は凄腕料理人と呼ばれていたが、彼女の死後、客足は遠のき、閉店寸前。
老人は、自分が店を買い取ることを申し出て、代わりに一つの条件を示す。
――その条件とは、数馬と香織が力を合わせ、期限内にこのメイド・カフェを『ミシュラン・ガイド』に載せること。
香織に協力を頼まれた数馬は、日本酒に関する知見と、人の心を見抜く観察力を活かし、店のプロデュースに挑む。
果たして数馬は、あらゆる困難を乗り越え、日本酒で皆を笑顔にすることができるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
111
図書館本。潰れかけのメイド喫茶を立て直す自称日本酒ソムリエが主人公。ライトノベルですが日本酒に関しては結構しっかりしてました。2019/01/27
サケ太
17
日本酒×メイドバー。目指すは『ミシュランガイド』。日本酒ソムリエを名乗る数馬、抜群の料理の腕前を持つ香織。個性的な面々で脇を固めつつ、様々な難題を解決していく姿は面白い。しかし、解決されていない事柄も散見される。これは、続巻が楽しみ。というか、美味しい日本酒をもっと飲みたい。2018/09/15
ホシナーたかはし
13
数馬が日本酒を酷評するのにならい、感想を酷評で。一章から三章は緻密に丁寧に書かれていて大変面白い。数馬に「あまりにも都合よく、うまく行きすぎている」と、本作を読んだ人が思う事を登場人物に言わせている所は高評価。第四章、叔父の言い分と偏見は酷いが、沙羅の事情が書いていない以上、彼の言い分にも一理あると思う。ぐれるのは結構。ただ、良い年齢してダダこねてるとしか見られない。面白いけど、続き出るのか?出たら買うかと言われると・・・2018/10/19
tetsubun1000mg
6
アニメみたいな設定ですが、日本酒の紹介は本物のようです。 キャラクターが面白くストーリーもテレビの30分ドラマになりそうな感じです。 セリフや展開もよくできていて読みやすい本でした。2018/11/03
龍聖@本音語り
3
⭐️4いや、この作品クッソ面白いので読んでみて欲しいです。(あんまり読んでる人見かけないので) 潰れそうな店をお酒(日本酒)の知識を持ったブロガーがバーテンダーとしてスカウトされ古風の食事×お酒をテーマにした飯テロ作品。まあ、お店の立て直しを図っていく展開になります。激しいオチとかはなかったですけどテーマに沿った読みやすく食欲をそそられる作品でした2023/02/12
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