扶桑社BOOKS新書<br> 大人の道徳

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扶桑社BOOKS新書
大人の道徳

  • 著者名:齋藤孝
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 扶桑社(2018/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594080532

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内容説明

道徳はキレイごとではありません。先人たちが伝えてくれた「精神文化」と「身体文化」の結晶です。

よくビジネスパーソンに必要なスキルとして「IT・会計・英語」の3つが挙げられたりしますが、私はここに「道徳」も入れたい! と本気で思っているほどです。
インターネットが世界中を駆け巡り、すべての情報が一瞬のうちに共有されるグローバル社会において、人間関係はどんどん多様に、そして複雑になっています。
本来人を幸せにする技術が、人をおとしめたり、誤解したり、孤立化させる要因にすらなっています。こうした閉塞感のただよう社会を生き抜くために必要なのが、本当の意味での「道徳」なのです。――(「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kayoko

58
想像していた感じとはちょっと違ったけど、『なるほど』と思える場面もあり勉強になった。2018/11/19

ムーミン

27
「心をコントロールする技術こそ精神文化」「場に対する当事者意識を持つ」「文学の良さは、読めば人間観が鍛えられること。人間理解力が高まる」「人間の弱さ、人間らしい駄目なところ、あるいは行き過ぎた情熱とか、そういうものを含んでいるのが文学の世界」勉強になりました。2019/10/27

assam2005

26
他者との人間関係をこじれさせることなく、円滑にコミュニケーションを行う。子供の頃授業で聞いた内容よりもより生活に密着した内容を説明してくれます。「精神文化」と「身体文化」が鍛えられ根付いていない上に「心」だけが誇大化し暴走するのが最近の傾向。読んでいて「ああ、なるほど」と思いました。昔の「理由は教えてくれないのに、とにかくやらなきゃいけない」多くの事はここに生きていたのか。訳のわからないままでも鍛えられていたのだと気づくこともチラホラ。それを子供世代にどう伝えていくべきか、考えさせられました。2018/10/21

akira

24
まちライブラリー府立大本。 いい内容だった。最近多いSNSでのトラブルやあおり運転の事件の根本にあるものが理解できる。不寛容さ、攻撃性、モラルの低下などには原因があることがわかる。 気になった一節。自身に正義を持って他者の行為を見る時、たしかに感じる『諌めたい心』。しかしはたしてそれは本当に正義だろうか?人間の習性として心にとどめつつ、まずは人間の多様性を認める勇気を持つことからはじめよう。 「正義感を抱いている時、人はいともたやすく攻撃性のリミッターを外してしまうのです」2019/10/19

シャコタンブルー

22
「己の浴せざる所、人にほ施す勿れ」(自分がやられて嫌なことは人にするな) 斉藤さんの「声に出して読みたい日本語」を授業で使っている小学校の1年生の子供達は、この言葉が一番好きだそうだ。小学校1年生でも道徳の基本中の基本を理解しているこに感銘を受けた。 それが高学年になるといじめ、無視、暴力・・大人になるとパワハラ、セクハラ等どこでどう間違えてしまうのか・・。「継承されてきた精神文化と身体文化が習慣として個人に見につく。それが道徳心の土台です。」と著者は述べている。今の大人に必要なもの、それは道徳だ。2019/04/18

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