新潮文庫nex<br> ところで死神は何処から来たのでしょう?(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
ところで死神は何処から来たのでしょう?(新潮文庫nex)

  • 著者名:榎田ユウリ【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2018/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101801346

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内容説明

月光の冴え渡る森で、小木輝(おぎひかる)は「死神」と出会った。饒舌かつ毒舌な死神に、既に死んでいると告げられるも、数時間前からの記憶がない。ソーシャルワーカーとして勤務する病院で、階段から転落したことが判明するが、本当にただの事故なのか? ストーカーの出現、妹の誘拐、混迷を極める中、小木は再び森へと向かう――死神を伴って。「最強」の死神が任務を果たせぬ「最悪」とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本詠み人

84
衝撃の事実を見届ける、死神シリーズ第3弾。月の美しい森の中、小木輝(おぎひかる)は死神 余見透と出会う。「知っていることと理解できていることは別モノで、いつか自分が死ぬとわかってても、その真実に適した正しい行いができるとは限らない(中略)それでも、自分が死んだ後、残された人たちのこと考え少しだけ安心する。自分を知る人が、今しばらく生きていることに」小木とその妹・桜と死神のぽんぽん飛び交う会話が楽しい。最後まで読んでその意味する所を知る。その決断と記憶に心震えた。2021/08/15

りゅう☆

81
死神余見がサインを求めたのは妹と二人暮らし医療ソーシャルワーカー小木。なぜか森の中にいて頭を打って記憶がない。死神の情報も完璧ではなく手探りの状態で謎を解く。やっぱり小木は死んでるんだよね。死神と妹桜の飛びまくってる会話が楽しい。両親の墓参りで巨大おにぎりを頬張りながら過ごす。この妹が本当に一人になってしまうのは切ない。ストーカーの存在が気持ち悪いと思ってたら桜が誘拐?怪しいと思う人物が黒幕なのはビンゴだったが、長年に渡る精神崩壊が怖い。死んでる小木は桜を救えるのか?なのに撃たれた耳がすんげえええ痛い?→2022/12/19

papako

70
榎田さんの死神シリーズ。そんなに熱心に追いかけてたシリーズではなかったけど、セールになったので思い切って?購入。今までで一番楽しめた!今回のクライエント小木輝は、風邪はひくわお腹はすくわ、とても死んでるとは思えない。自分は何故長野の山奥に倒れていたのか?自分を殺した犯人は?そしてラストにまさかの真実が。輝の妹、桜のキャラもよく、3人のなんともビミョーな墓参りのシーンがよかった。完結を匂わせながらニルバーナへ。うん、楽しかった。2021/11/13

ゆきちん

39
「死神」シリーズ③今回のクライアントは長野の山奥で目覚め、それまで(死ぬまで)の記憶がない。真実を突き止めたいと言うが…っていうか、そんな事あったなーってなくらいいろいろ衝撃が激しい一冊。間違いなくシリーズ、クライマックス。え?え?これ、最終巻なの?あれ?続くの?いや、でも、どっちだろう。あいかわらず、いいように翻弄される。面白いよ!ニルバーナのマスターが。天堂先生が。タイトルに答えをくれる。ネタバレるからそれしか言えないや。2019/03/28

坂城 弥生

38
ああ、こういう自意識過剰で傲慢なタイプやっぱり嫌いだなぁ…と思い知りました…2021/06/04

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