内容説明
朝鮮出兵の失敗を見抜いていた男が、徳川家康の他にいま一人。糧秣と物流の天才・石田三成は、判断力を喪って久しい秀吉をコントロールする策に窮し、盟友小西行長と共に面従腹背の道を選択した。迫りくる家康の包囲網。苦渋の四十一歳は、東奔西走しつつ起死回生の一手に出た――。戦国時代小説に新たな火種をもたらす長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とくま
5
△2018/07/30
麻友
2
図書館で借りて読了。主役は石田三成だけど、話は朝鮮出兵が中心。なので、関ヶ原についてはあまり描かれていない。晩年の秀吉の残虐性、愚かさ、それを止めようとする三成。ちょっと読みにくかったなぁ・・・私としては司馬遼太郎の「関ヶ原」の三成の方が好きかな・・・と思う。2018/08/18
トト
2
石田三成の半生を描く歴史小説。賊軍の将として語られることが多かった三成が昨今見直されているが、この作品もその一つ。 主に朝鮮出兵を中心に描かれ、各人の思惑が面白いです。また悲惨さも伝わる内容でした。 サラリーマンの悲哀にも通じる彼の心意気に共感する人も多いと思います。2018/06/10
hinata
2
初読みの作家さん。主に秀吉の朝鮮侵攻に付いて、いかに残虐極まりないか、晩年の秀吉の愚かさが助長され、それを止める手立てを考える三成の苦悩、思いついたのが家康の差し金ではと。三成の最後の賭け、当たりましたよ!現にこの本によって家康の悪事が暴露されました。2018/06/08
ryo
0
賭けというほどの新展開はない2025/08/15
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