文春文庫<br> 世界史の10人

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文春文庫
世界史の10人

  • 著者名:出口治明【著】
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2018/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167911461

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内容説明

ライフネット生命の創業者・出口治明会長(当時)が、「歴史を学ぶことは、必ず役に立つ、将来のための教材は過去にしかない」という信念のもと、ビジネスの傍らに長年歴史研究を重ねた成果を世に問うた一冊。
我々が普通に「世界史の偉人」としてイメージする人物ではなく、あえて「通好み」の10人を紹介している。
出口氏がイメージする真のリーダーの条件とは、人格が立派であることでも、志が高いことでもなく、「何を成し遂げたか、後世に何どのような影響を与えたか」。
結果責任がすべて、という出口氏のビジネスマンらしい新鮮な視点で選ばれたのが、中世エジブトで奴隷からスルタンになった「バルバイス」、グローバル企業・大元帝国と作り上げた「クビライ」ムガール帝国の雄「バーブル」、中国初の女帝「武則天」、宋の政治改革に挑んだ「王安石」、強国イングランドの基を築いた「アリエノール」、神聖ローマ皇帝として教皇権力と戦った「フェデリーコ三世」、英国を一流国に成長させた「エリザベス一世」、ロシアを強国に育てた「エカチェリーナ二世」、そして近代都市パリを作り上げた「ナポレオン三世」という、世界史の通がうなる顔ぶれ。
西欧中心の世界史では馴染みがない名前も多く、女性の活躍が期待されるこれからの時代を見据えて、女王、女帝が4人も選ばれている。
必ずしも「歴史の勝者」ではなく、「英雄」と称えられることはなくとも、自らの環境を切り開き、後世の人間に大きな業績をもたらした人物について、その前後の時代背景を詳説しつつ紹介している。
歴史を「人生の指針」にしたいと願う人に最適の指南書、待望の文庫化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なななな

8
自分の知識のなさを前提としても、このタイトルでこの人選はマニアックすぎるのでは?と、最初は思いますが、そこはさすが出口さん。最初や最後にちゃんと狙いや背景も説明されています。正直初見の話が多く、なかなか読みにくい部分もありましたが、この本をきっかけに、更にいろいろ学んでいきたい気持ちにしていただきました。2018/10/06

Taizo

7
2ヶ月前くらいに読了。世界史を違った切り口(偉人ベース)から勉強したかったので、手に取ってみる。誰もが知ってる超有名人、というわけではなく、出口さんが独自に選んだ少しニッチな10人というのもいい。2021/08/15

きゃれら

6
出口さんの歴史本。気楽に読めるかと思っていたら、知らないことだらけで目がまわった。どうも自分が学校で習った世界史は、冷戦終結前ということもあり、特に中央アジアの歴史について誤った見方をしていたということらしい。元寇のことなんか、普通の人はいまだに神風を信じてるんじゃないか。CSで盛んに放送されている中国、トルコ、ロシア、イギリスの王宮を舞台にした歴史ドラマは、新しい歴史感に沿ったものだったんだなあ。武則天の話とかすごくおもしろかったもの。2021/02/11

takakomama

4
第4部のヨーロッパの3人以外は、私が知らない人ばかりでした。読み進めていくと「人類の歴史は全て繋がっている」ことがわかります。リーダーは、部下の言葉に耳を傾けることも必要ですね。2019/04/18

にゃんにゃんこ

3
面白さ5 僕には面白さが分かりませんでした。2021/06/17

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