内容説明
現役イダジョ＆女医から共感の声、続々！
医学部生の学校生活がすごく鮮明に描かれていて、自分と重ねながら読むことができました。（22歳、私立医大女子3年）
主人公の恋愛模様も、先の気になる展開が続き、とても楽しく読ませていただきました。（23歳、私立医大女子3年）
久しぶりに同級生に逢いたくなりました。（血液内科女医）
「絶対、医者になってやる！」
逆境に立ち向かう人にエールを贈る、お仕事×学園エンタメ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんたろー
166
戸夏さん初読み…医大女子の青春物語は惜しい出来上がりに感じた。と言うのは、厳しい現実をベースにしながら家族愛や恋愛を織り込んでいる内容が、盛り込み過ぎて消化不良になっているから。リアリティある授業過程もエピソード集のようになっていて残念。人間ドラマも泣き笑いの要素が沢山あるのに、描き込んでいないので薄味に感じた。そのせいか、主人公に共感を持てないのも勿体ない。６年間の物語だけに、著者ももっとページが欲しかったのだろうと思う。辛口の感想になったが、光る部分も散見するので、今後を期待したい作家さんだと思えた。2018/10/12
utinopoti27
128
オレンジ色の救急病院にあこがれて医師を志す私立医大女子・安月美南の、恋と青春と葛藤の赤裸々な６年間を描く作品。勉強勉強また勉強と、中身の濃い学生生活を送る彼女は、ある時ふと考える。「自分はなぜ医者になりたいのだろうか」と。中途半端な覚悟を見透かされ、命の重さと向き合う勇気も自信もないことに気付く彼女は・・。それにしてもサラリーマン家庭に年間５百万の学費負担はキツイ。案の定、厳しい現実が安月家にのしかかるが、最後はイケメン先生の機転でハッピーエンド。読みやすく、読後はスッキリ爽やか。エンタメはこれで良し！2020/05/31
しいたけ
97
医大生の独特な世界も、負けん気の強い主人公も、仲間のそれぞれの生き方も、ドクターへの尊敬が恋に変わるトキメキも。おしい、ドキドキして読んで「私も医大生になる！」と思えるところまでは、もうあと２歩３歩。まあ、私のおつむと年齢のせいなんでしょうけど。2020/04/08
yuyu
87
医者になるには本当に大変なんだなぁというのが一番の感想。主人公の美南には終始イライラさせられ、うーん、このままで医者になっていいのか？という思いは最後まで拭い切れず…。医学小説より、恋愛小説に近いかもしれない。頑張っている医学部生が読んだら、どんな風に感じるのか興味あり。2019/06/22
Yunemo
75
全く知らない世界を軽いタッチで描いてます。非常に金がかかる部門であること、文科系にはない座学と実技の凄まじさ、コミカルに描かれてるけど、こんなもんじゃないんですね。サラリーマン家庭から私大の医学部、親の苦労が身に沁みます。住宅ローンもそうだけど、生活の歯車が狂った時の悲惨さ。美南の医者への動機、この純粋さに救われます。やっぱり医者の子は医者へ、親の願い、これに潰されてしまう学生もいて。表題の医大女子、女子学生のいろんな顔を見せられて、美南と翔子、沙良の性格、生き方、今の若い女性をデフォルメしているような。2020/02/09
