内容説明
井伊大老の思惑か加賀に開国の大波が迫るなか、幕府の謀略で父を奪われ囚われの身となった青年藩士は、獄を破り厳冬の白山を越え江戸へ走る! 安政の大獄から桜田門外の変に至る激動の幕末の裏面史を描く渾身の時代長篇。第8回舟橋聖一文学賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mushoku2006
4
七尾港が開港地候補だったとは知らなかった。 しかし、それを知ったこと以外は、この小説を読んだ収穫はゼロだったな。 期待してたのになあ・・・・・・。 全く面白くなかったし、強引過ぎて理解もしにくいストーリーだった。 時間と図書館のリクエスト枠を1冊分無駄にしただけでした。2014/05/09
oct
2
安政の大獄のサイドストーリーか。山のところは流石に面白かったのだけど… 。シークェンスの一つ一つが中途半端。残念…2014/05/15
いちはじめ
1
能力は低くないのに周囲からいいように利用されまくる主人公は時代小説としては異色かもしれないが、上層部の思惑を知らされないまま辛酸をなめる現場の人間の視点から描くのは、「航空宇宙軍史」や「覇者の戦塵」でもお馴染み、作者の得意パターン。2014/05/27
matsu0310
1
☆☆2014/05/19
Ryan
0
図書館でふと手に取った本。淡々と描かれているが、中々面白い。冬山、大変だ。2017/02/23