内容説明
軍事も外交も経済も、台湾も韓国も同じゲームのテーブルですべて牌であり、米中の駆け引きの材料となった。(中略)米国が国家利益第一主義のプラグマティズムの権化だとすると、中国は時に国家利益よりも為政者、共産党のメンツを優先する国でもある。だから米中の相互利益や利害対立や妥協のポイントは実は、そう単純なものではない。日本人がそういう情報や思考を共有し、日本としてどのように国際政治にプレイヤーとしてかかわっていくかを考え、世論に反映させていくことが、民主主義の国で政治家や官僚たちにしっかり働いてもらうことにつながるのだ。(はじめにより)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sakadonohito
8
3ヶ月くらい?かけてちょっとずつ読んでいたので全然内容が入らなかった。時期を逸しすぎている本ではあるが、運良く?トランプ大統領が戻ってきたので人となりのおさらい的には良かったのかも?現在フィリピンが南シナ海において苦戦している原因は、前大統領のドゥテルテが売国奴レベルの媚中だったから。国の代表を選び間違えると必ず自身の生活に仇となって返ってくる。本著(2017年時点)では、南シナ海で中国と諍いが起きるなら、アメリカが支援するであろうフィリピンよりもベトナムと予想している。2024/11/11
ののまる
6
習近平、ほんまに友達おらんのな。トランプがある意味、友達か。2017/09/12
まさやん80
1
中国通の福島さんがトランプ後の中国のあり方について書いた本。理念を振りかざさず、あくまでも実利で外交を行うトランプ政権が実は中国にとっては分かりやすいという指摘はなるほどと思う。それにしても、中国、アメリカ、ロシアの思惑を把握しながら、北朝鮮や南シナ海の動向を見ると、違った見方が見えてくる。それにしても、中国という国は怖い。2018/07/14
kousan
1
江沢民派が意外にも脆かった。と言うよりトランプの台頭が習近平に追い風になったとも言える。2017/10/09
さいごーどん
0
福島氏の本年6月の著書だが、これまでになく危機感が強くにじんだ内容になっている。既に全人代もおわり、本書の予想より、政治局常任委員の顔ぶれは習近平よりとなっている。トランプ政権のこだわりのなさを考えると、なかなかおっかない状況であると思う。この状況下で、国会が焦点のずれた議論に終始しているのは本当に不幸と言える。与党と共に、野党にも目を覚まして頂きたいところ。2017/12/22
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