ハーパーコリンズ・ノンフィクション<br> ボルグとマッケンロー テニスで世界を動かした男たち

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ハーパーコリンズ・ノンフィクション
ボルグとマッケンロー テニスで世界を動かした男たち

  • ISBN:9784596551320

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内容説明

「テニスを超えた、人間ドラマだ」(松岡修造氏、本書解説より)
道なき荒野からテニス史を切り拓いた先駆者たちの、熱きストーリー。
いまのテニス界はこうして創りあげられた!!

いまだ語り継がれる名試合――1980年ウィンブルドン男子決勝。
その日センターコートに立っていたのは、ウィンブルドン5連覇がかかる絶対王者ボルグと、
その言動で物議をかもしていた悪童マッケンローだった。

二人が死闘を繰り広げた約4時間。あの時センターコートで何が起きていたのか?
またあの試合がその後の二人の運命をどう変えていったのか?
両選手の知られざるエピソード、ライバル関係、絆に迫りながら
本書はテニス史の中でもひときわ存在感を放つ“70、80年代テニス界”を紐解いていく。

ボルグとマッケンローだけでなく、激動の時代をともに駆け抜けた
ジミー・コナーズ、ビタス・ゲルレイティス、イリ・ナスターゼ、イワン・レンドル――
彼らのエピソードや、タイブレークなどルールの歴史、NIKEを始めとするスポンサーの参入。
そして、いかにしてテニスが“上流階級の娯楽”から“誰もが知る世界的スポーツ”に
変わっていったかが細やかに書かれた、テニスファン、スポーツファン必読の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

42
映画「ボルグ/マッケンロー:氷の男と炎の男」では1980年ウィンブルドン決勝をクライマックスに持ってきたが、本書ではそれを含めてはいるがもっと大局的に70年代80年代プロテニス界の歩みの歴史を振り返っている。この二人だけでなくコナーズ、ゲルレイテス、ナスターゼ、レンドルなどあの当時の煌びやかなプレイヤーたちのエピソードが満載。自分がテニスを始めたのがボルグの全盛期だったので、ちょうどここに書かれている事を実体験していたので懐かしく思いながら読み終えた。あの頃のテニス界を体験していた/知りたい人には必読。2019/03/13

yyrn

16
考えることに疲れたときに読むと良い本。脳内に数々の思い出が充満した(笑)。ボルグとマッケンローの試合はいつも手を握りしめて見ていた。王者と悪ガキの実に対照的な二人の戦いが人々の熱狂を呼び(ちょうどプロ化の波にも乗って)テニスが金持ちの道楽から大衆が楽しむスポーツになって行く経緯がよく分かる本だった。「スポーツ・イラストレイテッド」の長い特集記事を読んでいるよう。ジミー・コナーズやイワン・レンドルとの戦いも懐かしく、トッププロの栄光と挫折が興味深く綴られている。大坂なおみは大丈夫か?2019/02/19

スプリント

12
ボルグやマッケンローだけでなくコナーズやレンドルなどのライバルにもページが割かれていて当時のテニス界について知ることができます。どんな強者もやがては衰え次世代に飲み込まれて消えていく盛者必衰の理が実感できました。2018/10/07

ケニオミ

6
ボルグ、マッケンロー、コナーズ。高校時代にテレビにくぎ付けになり観戦していましたので、図書館でタイトルを見るやひったくりました。(ちゃんと貸し出しはしましたよ。)ボルグが引退して、お互いに高め合っていたライバルが不在となり、マッケンローが勝てなくなったとは聞いていましたが、やはりそうでした。あの頃の舞台裏でどのようなことが行われていたか非常に興味深かったです。(マナーの悪い選手が多すぎの印象を受けました。)ラケット競技は、今はスカッシュをしていますが、たまにはテニスもしたい気分になりました。2018/10/02

プレミアムモルツ

4
ウインブルドンでのボルグとマッケンローとの熱闘と、敗れたマッケンローの深い悲しみに満ちた目は、今でも憶えている。他にもコナーズ等当時活躍した選手がエピソード豊かに描かれていて、とても面白かった。本書を読んで、彼らはテニス界が大きく変革する時代を必死に闘ってきたことが、よく分かった。トップ選手の栄光と悲哀が印象に残った。2018/12/01

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