竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 呪祭

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 呪祭

  • 著者名:加藤一【編著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2018/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801915855

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内容説明

神域で起きた怪。禁忌の儀式。
神と仏、祭祀に纏わる実話怪談!
加藤一/雨宮淳司/神沼三平太/高田公太/橘百花/つくね乱蔵/戸神重明/内藤駆/ねこや堂/服部義史/久田樹生/深澤夜/三雲央/渡部正和/共著

神社や寺といった本来清くありがたいはずの場所が、恐怖の舞台になることがある。神社の境内で用を足したことから始まる祟りの連鎖「八幡様」、独身男性の葬儀の際に棺に入れる女の人形。それを盗んだ男は…「花嫁人形」、集落で祭りに行くことを禁じられている一軒の家。その家の娘が内緒で神社の鳥居をくぐると…「タブー」、賽銭箱に入れられた千円札の折鶴。そこに込められた空恐ろしい祈願…「千円鶴」、中国地方の山間部で祀られている土着の神、五間様の恐怖「鉄拳制裁」、寺の本堂に寝かされた足折れの菩薩。その忌まわしい由来とは…「寝菩薩」ほか、何らかの禁忌を犯したがゆえに下される罰や、祟りを中心に集められた戦慄の実話怪談全36話!
著者について

【編著者プロフィール】

加藤一(かとう・はじめ)

1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』シリーズ、『「極」怖い話』シリーズ(以上、竹書房)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

167
恐怖箱オールスターズ14人による「信仰・祭」をテーマに書かれた36編の実話怪談短編集ですね。演歌の大御所・北島三郎さんの男っぽく元気な名曲「まつり」とは全然違う暗い話が多いですが締めに元気が出て勇気が湧いて来る希望に満ちた一編がありましたよ。『アパートの二階から』鳥飼誠:愛する奥さんを急病で亡くした佐々木さんは落ち込み一月以上外に出る事ができなかったが、漸く仕事に復帰する気力が湧いて来て遺影に向かって「じゃ、行って来るよ!」と声を掛けて家を出る。彼は駅に向かう途中で何となく振り返り自宅の2階の部屋を見た。2020/12/31

HANA

63
実話怪談集。神社仏閣や祭事に関する話が集められている。面白いテーマなので期待しつつ読んだんだけど、いくつかの話はとても不快。上質の怪談が持つ「嫌」ではなく、兎に角不快なのである。例えば「クダギツネ」、憑き物に関する話は軽々しく扱うものではないし、ましてやこういう使い方をするものでは間違っても無いと思う。また仏法に関してその末席を汚す身としては「ある経に纏わる話」等は以ての外。仏陀の教えに握拳は無いし、ましてや経文を伝える事によって心身に害があるとは問題外。面白く読めた話もあるが、一部で全てが台無しである。2019/01/10

りらこ

27
時々事実の羅列だけのような話があるのは紙幅の関係?不思議な事もあるモノだなと思いつつ、生み出しているのがヒトの側だったり、見えざる力だったり。一生付き合わざるを得ないような話もあって、そんなのは嫌だなぁとか。人ならぬ存在、気づかないだけなんだろうなぁとか。2021/07/20

澤水月

23
題材(「信仰」「呪い」などのネタ)は凄くいいのに恐ろしく残念な文章になっている書き手が複数。ありえない誤植というか構成の難とか(例えば、ですが。地蔵に纏わる時代を超えた呪いの話なのにラスト1行まで地蔵のこと書き忘れ!的な)が複数あったのは参った。こうなると1度も校正させてもらえないか提稿から製本1週間とかだろうか?! 創作や盛り過ぎより製品として困る… 監修者解説によると恐怖箱はもう約70巻!今巻はテーマ良いのに悪文だらけというある意味奇書。密教の経文絡みや願掛け、土俗系など良いのも多いだけに玉石がなあ…2018/09/02

ネムコ

22
祭、神事、儀式などに連なる実話怪談集。神様関係はシャレにならないお話が多い。人間、畏れを忘れてはいけませんね。2019/08/24

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