幻冬舎新書<br> 二代将軍・徳川秀忠 忍耐する“凡人”の成功哲学

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幻冬舎新書
二代将軍・徳川秀忠 忍耐する“凡人”の成功哲学

  • 著者名:河合敦【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 幻冬舎(2018/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344982055

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内容説明

「凡庸な二代目」として描かれることの多い徳川秀忠。確かに彼は、関ヶ原に遅参するという失態を犯して以来、家臣団の無礼な態度にもじっと耐え、六歳年上の正妻・江に気を遣って側室も持たず、二代将軍になってからもお飾りに甘んじて、実権を握る父・家康にひたすら平伏し続けてきた。しかし偉大な父親が死ぬと、彼は仮面を脱ぎ捨てて、苛烈な大名統制策に乗り出す。最終的に潰した大名家はなんと四十一家。類稀なる忍耐力と、容赦ない政治手腕で徳川幕府二六○年の基盤を築き上げた、知られざる二代目将軍の生涯。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

57
NHKの大河ドラマ『姫たちの戦国』を見て、江姫のご主人である徳川秀忠に興味が出てきた。名前に『家』を付ける事が多い徳川将軍が多いなか、豊臣秀吉に忠義を尽くすという意味合いで付けられたであろう『秀忠』。大権現家康、三代将軍家光は日本史の教科書でも大きく取り上げられており、余りにも有名な人物あるが、彼らの間に挾まれた徳川秀忠は、世間では一般に凡人と見られがちで、注目もされず評価されていない。しかし、彼の処世術は忍耐する凡人の成功哲学であり、実は260年に渡る幕府の屋台骨を完成させた功労者である事を知らされた。2011/06/10

ユウユウ

19
偉大な先代からの圧迫、悩ましい後継問題、それらに埋もれる「凡庸な二代目」の徳川秀忠の実態は!大河ドラマ、徳川家康に決まってるけど、むしろこの人で主体で撮ってみてほしいなぁ。共感する人多いのでは?2021/03/16

はせこー

7
秀忠の人物像はすごく好き。 よき二代目。2013/07/14

hiyu

5
初代家康、そして幕藩体制や幕府機構の確立に尽力した家光と比較して、平凡な、繋ぎの二代目として考えていた。しかし、本書を読むにつれ、その考えは浅はかであった。凡庸どころかとてつもない忍耐持ち主だけでなく、その政治センスも非常に優れたものであると感じるものであった。2021/06/07

本棚の旅人

5
徳川秀忠!言わずと知れた、徳川家 二代将軍 権現家康公、家光公に隠れて名前は知っていても、実績は知らずという人が多いはず。僕の中の評価は高いのですが。。。徳川幕府の基礎を磐石にした将軍!人物についても書かれているのでぜひ読んで、自分の中の秀忠公のイメージを変えてほしいと思います。近年では大河ドラマで向井さんが演じてられましたが、なかなかイメージが合いますね^^2012/06/05

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