内容説明
豊臣秀吉から直臣にと望まれ、石田三成からは無二の親友と頼られた上杉家の執政、直江兼続。裏切りと謀略がうずまく戦国の世に、利を捨て義に生きた上杉景勝と兼続は、義を踏みにじって恥じない徳川家康の挑戦を受けて立つ。誇り高き男たちを支えた妻たちもまた、家の存続をかけてたたかった。兼続の賢妻お船の目を通して描く感動の歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バーベナ
1
その妻とはお船さん。女も大変よのう。歌舞伎者といわれた前田慶次郎との出会いが印象的。2023/12/17
茅渟釣迷人
1
古本購入-売却2009/06/01
美代子
1
女の目線の戦国時代。お船が聡明な人なのは判ったけど、あまりにも世相をわかりすぎていて違和感。ただ女の目線は少ないので面白い。結構辛辣な描写もあって、ううん2014/04/16
ゆみゆみ
0
再び女性目線から見た上杉家。こちらのお菊ちゃんは女性から見ても守ってあげたくなるようなたおやかな姫。ということだったけど、自害してしまった。面白かったけどお船ちゃん目線なので、やはりストーリーは印象が薄かった。すまない。2012/06/20
カズザク
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お船(兼続の妻)が忍びを使って情報を収集し、政治に大きな影響を与えていた設定に少し疑問を感じたが…女性、家族の目線から物語、時代の流れが描かれていて、今まで読んだ歴史小説と違って面白かった。政略結婚、人質…厳しく辛い状況の中でも、女性が子供を産み育てることで歴史が引き継がれていく…女性の強さ、偉大さを感じた。2013/03/20