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内容説明
○サイバー攻撃、スパイ活動、情報操作、国家による機密・個人情報奪取、フェイクニュース、そしてグーグルを筆頭とするGAFAに象徴される巨大IT企業の台頭――。われわれの日常生活や世界の出来事はほとんどがサイバー空間がらみになっています。サイバー空間はいまや国家戦略、国家運営から産業・企業活動、個人の生活にまで、従来では考えられなかったレベルで大きな影響を及ぼしつつあります。
○サイバー空間では、国家も企業も、集団も、個人もプレイヤーとなる。その影響力はそれぞれの地理的位置、物理的な規模とは一致しない。そして、経済やビジネスでもデータがパワーをもつ領域が広がっていますが、その規模はGDPでは測れません。
〇本書は、これほど重要になっているのに、実態が不透明なサイバー空間を定量・定性的に初めて包括的にとらえ、サイバー空間の行方を決める支配的な要素を突き止めるものです。果たして、そこから見えてくるものは何か? 日本はサイバー空間で存在感を発揮できるのか?
○執筆には、三菱総合研究所で進めているサイバー空間分析プロジェクト・メンバーと、サイバー研究で知られる慶応義塾大学の土屋大洋教授が入り、骨太の分析と展望を展開します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
16
【概要】サイバー空間を巡る戦略を外観する。【感想】経済的にも国防の観点からも大きな影響力をもつサイバー空間について政治学的考察を試みる。中国が米国に依存しない独自のサイバー空間、ネットワークを構築しよう戦略など初めて目にするものが多かった。技術、産業政策、数、そしてこの分野の研究者について日本が優位性を獲得できていない。2018/12/22
takachan
3
知らなかったことはあまり書かれていない。図書館本。Photo Reading2019/01/05
Matsumouchakun
2
現在のサイバー空間の性質は3つに分類できるんだね。米国の自由競争型、中国の管理強化型、EUのプライバシーを中心とした管理強化と経済圏の自由競争型。日本も頑張ろう。2020/05/02
Hiroki Nishizumi
2
従来の価値観では測りきれない時代がやってきた。本書ではいろいろな角度からその問題や種を書いているが、問題解決や成長はこれから我々自身が当たらなければならないと感じた。2018/11/22
れどれ
1
専門知なしでも読み進められ、素人目には面白かった。とくに中国におけるインターネット事情は、調べようとしなければ普段見聞しないだけに、へぇなるほどの連続だった。2023/08/19
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