内容説明
史上最速の潜水艦vs.姿を消す新鋭潜水艦の海中バトル!尖閣諸島に中国駆逐艦「石家荘」が接近、日本政府は海上自衛隊護衛艦「あきづき」を派遣した。やがて、「あきづき」が魚釣島近海で消息を絶ち、緊迫する東シナ海へ、わが国初の女性首相・御厨小百合は、新型ソナー兵器を搭載した潜水艦「こくりゅう」投入を決定、日中間の緊張は一気に高まった!はたして戦端は開かれるのか。沖縄トラフの海中を舞台に、最先端技術と頭脳を駆使した熾烈な戦いを圧倒的迫力で描いたミリタリー・サスペンスの傑作!『黎明の笛』で鮮烈なデビューを果たした元幹部自衛官の著者が放つ迫真の第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
13
尖閣を巡る中国との海戦。潜水艦どうしの戦いは派手な動きは無いけれど敵を欺く頭脳プレイが見ものです。お互いゲームチェンジャーを手にどうやって戦うのかスリル満点の内容。著者が元自衛官ということもありリアルな内容にドキドキでした。2019/09/29
ぎゃぐれー
6
面白かった。潜水艦ものは頭脳バトルとの相性が良く、詰め将棋みたいな戦いが魅力的だと思うんだけど、これもその例に漏れず相手のてのよ見合いの末にギリギリのところでの戦いが非常に手に汗握る。最初の事故が登場人物の動機としか機能してなかったのは残念。2019/05/23
げんまん
4
技術的な描写がリアルで、潜水艦戦の緊張感がよく出ていると思う。実際もこの様な技術開発競争が行われ、知らされないまま、一触即発の事態が起きているなんて事が有るかも知れないと感じた。2019/01/07
solaris
3
ミリタリー系小説が苦手な私でも、楽しんで読め、国際情勢、各種兵器、人物の動機、設定が緻密で、リアリティーを感じ、後半にいくほど話のピッチが早くなって、読ませ方が上手い。これは推薦できます。ソナー技術について詳しくなりました。ミリタリー系にはまる人の気持ちが少し分かった気がします。最新作も読もう。2019/06/05
ベリー
1
⭐️⭐️⭐️2021/08/10