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内容説明
21世紀の現代にいたるも、多くのファンを惹きつけてやまない日本海軍の魅力とは、一体どこにあるのか? 本書では、元海軍大尉で『山本五十六』『軍艦長門の生涯』『暗い波涛』など、海軍をテーマにした名作を多数もつ阿川氏と、戦史研究の第一人者であり、自ら「歴史探偵」を称する半藤氏が、お互いの愛してやまない日本海軍の魅力について、思う存分語り尽くす。軍艦の話、提督たちについての人物評、海軍の生活や用語にまつわる面白話、実際に戦った当事者たちから聞いた戦史のウラ話……などなど、ファンにはこたえられない顔合わせと内容で満ち溢れた、必読の海軍対談である。「空前絶後の巨大戦艦・『大和』と『武蔵』」「陸軍が嫌いだから海軍を志願しました!」「井上成美と一緒に酒は飲みたくない」「海軍用語のバカバカしいほどの面白さ楽しさ」「下級指揮官に多かった真の武人」など、26話を収録。在りし日の日本海軍の臨場感が味わえる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巻野仁朗
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元海軍予備士官の作家阿川弘之と、歴史探偵の半藤一利が日本海軍をユーモアを交えて徹底的に語る。日露戦争の勝利に酔った事、東郷平八郎の神格化、ロンドン海軍軍縮条約反対派と条約派の対立、太平洋戦争の原因にはこうした間違いの積み重ねがあるだけに、「あの時・・」と考え出したらキリがない。幕末で言えば薩長閥の軍人が戦争を起こし、賊軍の軍人が終戦に持っていったという話は面白い。勝者のアメリカ海軍軍人が、日本海軍を高く評価してもいたという話は救われた。いや、一番の救いは阿川弘之という作家がいた事かな。2016/07/17
柳生宗矩
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再読。日本海軍のユーモラスな面と欠点が今や珍しい戦争体験者から語られる貴重な書。2016/05/01
まいみ
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再読。予備学生出身の阿川さんと歴史探偵半藤さんによる旧海軍についての対談本。お二人とも批判的な目をを持ちつつ日本海軍のいいところ悪いところを余すことなく語り合っています。何度も読み返しているけれど、飽きずに読める。2015/09/03
こと
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お二人とも海軍好きだなー!笑 陸軍でこういう、わかりやすいけどちょっとした裏話も載ってるような読みやすい本は無いかな…2012/03/31