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内容説明
昭和2年、東京渡辺銀行破綻。昭和金融恐慌の引き金となったこの破綻の内実を、著者は東京渡辺銀行オーナー嫡孫・渡辺邦夫氏に直接取材し真実に迫る。緻密な取材により、エポックとなる事件や人物、組織の軌跡を辿り、リベラルな視点から昭和を捉え直したジャーナリストならではの昭和史。現代の視点から昭和を読み解き、現代日本に警鐘を鳴らす。解説・東京新聞記者望月衣塑子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
19
角川ソフィア文庫。多分この本を著した動機は「安倍晋三だけは許せない!」の様です。今の時代の雰囲気が戦前とよく似ているとは私もしみじみ感じます。『基本は日本の教育は「これを信じなさい」という教育です。「騙されないようにするにはどうしたら良いか」という教育はしてない。米の教育は「なぜか」を大切にします。「批判的思考」を重視する。日本では「個」の確立より集団における協調精神を重んじます。』『日本は「内面指導」(道徳)が好きな国。道徳を煩く言う政治家は大衆を扇動したい人です。』お勧めです、スッキリします。2018/09/17
呼戯人
13
ご存じ辛口評論家の佐高信が独自の視点から、昭和史を概説したもの。昭和の金融恐慌がその当時の大蔵大臣の失言から取り付け騒ぎが起きて始まったことなどは、現在の高市の存立危機事態失言を思い出す。石原莞爾の謀略や日中戦争 太平洋戦争中の軍部の無責任ぶりから、戦後の家庭・学校・会社がファシズム文化を温存するトンネルになっていたことなどを鋭く指摘している。騙されることは責任のないことではない。騙されない複眼的視点や客観的視点を自分の中に持つことが大事であることを勧めている2025/12/27
Eimi
9
佐高節、楽しみながら読んだ。特に、伊丹万作の文章を引用して、「だまされる側の責任」を問う場面には強く惹きつけられる。一市民が批判力を失い、思考力を失い、信念を失ったとき、権力者が誤った決断をしても止められない。2020/08/16
ユ-スケ
4
ミスや失敗をないものとするのではなく、それを糧により良いものを作ることこそ人類の本懐なはず 我が国にはこの文化があまりにも根付いていないのではないか 否定されると日和ってしまう人のなんと多いことか 和ではなく、個をこそもっと鍛えるべきなのだ 本著のような歴史観をみんなで持ちたい2024/05/24




