内容説明
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さびれきった中心市街地、高齢化で過疎が進む郊外巨大団地、疲弊する地方財政。荒廃するふるさとの景観。21世紀に入ってわが国にあまねく共有されている問題である。本書は、同じような問題に遭遇している欧米先進国における取組みを紹介している。最先端のまちづくりの潮流を、コンパクトシティ、ニューアーバニズム、アーバンビレッジに代表させて詳述した本書は、先例のない画期的なまちづくりの参考書となっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クレパス
1
近年の都市計画、建築について一通り流した著作。 パーミアビリティ・低層高密度・コンパクトシティなどなどいろんな概念が登場し、建築素人の自分にとっては新たな視点を得るきっかけとなったように思う。それはさておき、建築家の想像力には毎度毎度感心させられる。他の表現とは異なり一種不可避的に人々の生活に関わってしまう建築を考えるに際しては、プラクティカルな現状認識と朧げながらも将来像を把握する視野が必要とされるのだろう2012/07/04
chokuyuu
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著者は、ハーバード大のデザイン学部修士課程卒、鹿児島大学の教授を勤め、現在は近代建築研究所の主宰。 主にまちづくりの事例を紹介している本。欧米でのまちづくりの失敗例と、近代の新しい概念によるまちづくり のケースを豊富に紹介し、その特徴を述べている。 行政の取り組みに対しての事例もあり、「まちづくり」というものに対しての知識が深まる一冊。2009/06/19
naof
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近代都市構想の失敗を受け、コミュニティ、住民参画は今後のまちづくりにおけるキーワードとなる2009/10/30