講談社+α新書<br> 名古屋円頓寺商店街の奇跡

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講談社+α新書
名古屋円頓寺商店街の奇跡

  • 著者名:山口あゆみ【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2018/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062915229

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内容説明

名古屋駅から徒歩15分。かつて隆盛を極めた商店街は、日本各地の商店街同様、消費スタイルの変化と後継者不足から、「緩慢な死」に向かいつつあった。そこに一人の建築家が縁を持ったことから、街は静かに、そして確実に息を吹き返し、全国そして海外からも注目される活気に満ちた商店街へと生まれ変わる。コンサルティング会社や自治体主導のプランとは真逆の、人間味に溢れた、シャッター街再生の全く新しいビジネスモデル!

目次

プロローグ~シャッター街はなぜ甦った?
第一章 過去の栄光が目を曇らせる
第二章 空き家はいかにして話題の店に変身したか
第三章 祭りとアーケード、ふたつの挑戦が街を変えた
第四章 一〇年がかりの復活のドラマ
エピローグ~オリジナリティが活路を拓く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

94
昔何度か行った事のある円頓寺商店街が今はこんな事になっていたのか、名古屋駅の方へ行っても地下街や新しいビルに行くけど歩いて15分程かかるここには随分と行ってない、確か近所にコメダ1号店もあったけど今はなくなったらしい、新聞で見て懐かしいなと思って手に取った、猫さえいないシャッター街になっていた商店街の10年の奇跡、昔ながらの古いお店と古い建物を生かしたお洒落なお店が混在した商店街になっているらしい、久々に行ってみたくなった。2018/08/27

夜間飛行

77
円頓寺界隈は由緒あるハレの場だが、バブル期のインフラ整備の影響を受けて寂れた。半分シャッターを下ろした商店街を訪れた建築家の市原正人は、仲間と共に街の人と関わる活動を始める(復興という大げさなものではない)。初めは誤解されたりしながら、ギャラリーを開き集客に成功する。好きなことや新しいことを始める気持は確実に伝わり、一寸したきっかけで人々の雰囲気が変わっていく時の悦びが読んでいる此方にも伝わってくる。行政の大規模開発にはこの「一寸」がない。古いものを活かし新しいものを創っていく発想から学ぶことは多かった。2019/05/12

清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎

24
人の流れを巻き起こすことがどれだけ厳しいか。。。やったことがある人しか語れない。2019/08/13

Yasu

18
ここ数年の活気を取り戻してからの円頓寺商店街しか知らなかったので、この復活劇の立役者と緻密なブランディングを知ることができたのは非常に有益。私自身もこれまで以上に円頓寺商店街を楽しめるはず。2019/05/25

えも

18
街を復活させるものは商店街組合ではなく、ましてや行政であるわけがない。少数の愚直な、その街に惚れた奴が必要なんですね▼地方都市の商店街に育ち、かつてのアーケードが壊された大曽根商店街の姿に涙した私としましては、この奇跡の復活には感慨深いものがあります▼いや、ホントにあの時は、三千盛を出していた大提灯の居酒屋が影も形も無くなっていた時は、涙が止まりませんでした。酔っぱらっていたせいもありますけどね。2018/12/05

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