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内容説明
「デス・バイ・アマゾン(アマゾン恐怖銘柄指数=アマゾンの台頭で窮地に陥るであろう
企業の株価を指数化したもの)」という指数の存在に象徴されるように、
アマゾンの躍進で大打撃を受ける企業が流通・小売業を中心に増え続けている。
しかし、彼らもアマゾンに飲み込まれるのを指をくわえて見ているだけではない。
生き残りをかけて、対抗策を講じる企業も次々と現れている。
本書は、躍進を続けるアマゾンとそれに抵抗しようとする企業の動向を解説しながら、
流通・小売業の将来像を描く。
本書では、リアル店舗の技術革新、ボイスコマースで急速に変化するオムニチャネル、
「宅配クライシス」でますます激化するラストマイルの争い、
「プライム」とそれに対抗するサブスクリプションサービス、
という4つの視点で今後の動向を読み解いていく。
先端テクノロジーを活用するケースがほとんどで、
日本では知られていない海外スタートアップの事例も多数登場する。
流通・小売業関係者はもちろん、
IT・スタートアップに関心のあるビジネスパーソンにも読んでほしい1冊だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sato
14
「デス・バイ・アマゾン」とは米国の投資信託会社が設定した「アマゾンの台頭で窮地に陥るであろう企業の株価を指数化したもの」であり、日本語では「アマゾン恐怖銘柄指数」と訳される。文字通りアマゾンの株価が上昇すれば、それに反比例して下落していくのが特徴である。アマゾンの躍進で大打撃を受ける企業が流通・小売業を中心に増え続けている。躍進を続けるアマゾンと生き残りを賭けてそれに抵抗する「サバイバーたち」の動向やテクノロジー進化、社会と消費の変化、そして流通・小売業の将来像が解説されていてなかなか面白かった。2019/01/09
Mik.Vicky
12
アマゾンから受けているサービスやこの本で読んだことを考察しても、実際はそんなに複雑なことは行っていないような感じはする。しかし、シンプルなことをどこよりも早く深く追求していくことによって、市場を獲得しているのではなかろうかと感じた。【Death by amazon】、これがアマゾンに売り上げを奪われてしまう企業の株価指数だと知って、末恐ろしくなった。トランプ大統領は名指しでアマゾンを非難していたが、一定の合理性はあると思う。一企業が莫大な情報や影響力を持ち得ないように法令で規制すべき時が来るかもしれない。2019/05/28
こんじろん
12
amazonのすごさをまとめた本。(ただそれだけの本と言えなくもない。)「米国では、もはやアマゾンを超えるような斬新な発想のサービスを提供する企業は出てこないのではないか。唯一可能性を感じさせるのが中国企業」とのこと。何事も偏るのは良くないので、アマゾンサバイバー(アマゾンの攻勢を回避して生き残っている企業)頑張れ。私はアマゾンプライムの年会費を支払いながらも、なるべく日本のECサイトを使うようにしてはいるが、アマゾン安いんだもん。送料無料だからちょっとしたものでもすぐ買えちゃうし。2018/11/17
なつこ
8
Amazonの様々な業界への参入は凄い... 一方で、Amazonの参入から生き残ると言われてる企業の戦略も素晴らしい。Amazon周りの経営戦略は随時チェックしていきたい。2018/12/20
templecity
8
今やアマゾンはあらゆる業種に参入しており、影響を受けない小売業は無いと言われる。AIを武器に決済や顧客のし好を把握している。ダッシュボタンや美容や生鮮食品など枚挙欠かない。運送事業は赤字だがこれをクラウド事業が補てんしている。これに対抗するに体験を売りにしたり、圧倒的な安さを追求するなどしなければならない。 2018/11/19