内容説明
抗争、分裂、外圧・・・
先人たちは、人生の難題をどう解決したのか?
人類の歴史は戦争の歴史と言っても過言ではありません。
この戦争を止めるため、そして、防ぐために外交という手段を駆使してきました。
私たちが働いて生きていく日々で繰り返される、「ケンカや仲直り」「妥協と打算」「取引と駆け引き」「握手と裏切り」…こうした人生の難題も、先人たちが積み上げてきた戦争と外交の歴史を紐解くことで、解決の糸口を見つけることができるかもしれません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
38
「知略を養う」とあるが、読み方が悪かったのか、古代から第二次世界大戦までの間に起こった戦争について学んだという認識しかもてなかった。知らなかった戦争を知れたとポジティブに考える。2020/11/11
Yuma Usui
27
戦争に至る過程と戦後の条約について欧米や中国など様々な事例を解説した一冊。イタリアではピピンの寄進によりローマ教会が領土を持ち紛争が多発するが、各都市国家の長が和平協定を結んだローディの和により40年の平和が実現しルネサンスが最盛期を迎えた。このように戦争の要因や条約と結果が多く解説されており興味深い内容だった。第一次世界大戦から第二次世界大戦への流れと反省が国際連合やIMF、常任理事国を生んだことなど知識が整理出来て勉強になった。2019/12/04
Mizhology
19
出口さんの本3冊目でやっとタイトルのイメージどおりの内容。ビジネス目線の大人の世界史総ざらい、しかも広く深くという印象。この頁数にまとめられるってすごい。それにしても時間がかかった。内容も表現も面白いはずなのに、人物名や地名がすんなり入ってこない。ブランクだけでなく、表記が変わっていると頭の切替に一苦労。ドラマや他の本や美術展で触れていたジャンルが無ければ挫折していたかも。教科書には出てこない背景や分析、結局何だったのかなど大変勉強になりました。巻末に載せてくれた膨大な本。読みたい本がまた増えました! 2019/09/22
なななな
15
前に出口さんの本を読んだ時も感じたのですが、途中は情報量が多く読み進むのに苦戦、しかし、まとめ部分はびっくりするほどコンパクトでわかりやすく、その本が言いたかったと思われることがすっと入ってきます。やっぱり、流石!としか言いようがない。2018/10/23
こうすけ2
7
ウクライナ危機の今に読む価値の高い本 オーディブルにて 外交をすっ飛ばして侵略に走るプーチンとかは歴史に残る愚か者となるだろう 第三次世界大戦にならなければ 戦争は終わらせるのが難しいとあるが今の戦争はどうやって終わるのだろうか? いつも思うが歴史からは学べる事が多い2022/03/13