花とゆめコミックススペシャル 怪盗かまいたち

著者名：都戸利津【著】

白泉社（2018/08発売）

• ISBN：9784592218869

内容説明

予告状通りに國宗邸から宝石を盗み出した「怪盗かまいたち」。現場に居合わせた男が話す、その驚嘆すべき手口とは…!?　ロマネスク・ミステリー、待望のコミックス化!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[竹城 俊之介]

真実しか口にしない怪盗かまいたち。セリフに注目して読みかえすのが楽しい。ストーリー展開がめっちゃ綺麗で感心します。 明治〜昭和期を描く都戸先生のセンスに毎度のことながら惚れ込みます。サブタイトルの入れ方、フォント、髪型、洋装、建物、完璧すぎます。レトロモダン漫画の局地戦用MSかと思っていたら、しっかり平成前半の中学生を描く「初恋の肖像」も収録。平成も時代の切り取り方が素敵で懐かしい。全時代対応余裕でした。お詫び申し上げます。 嘘解きレトリックとのコラボ漫画も収録とファンサービスも抜かりなし。気配り満点！

2022/01/02

[exsoy]

大胆不敵。読み切りも嫌味がなくてとても良かった。／余談だけど出てきたキャラと漢字一文字違いだったのでちょっと気恥ずかしかった。

2020/04/19

[ぐっち]

「嘘解きレトリック」から流れてきました。正統派な怪盗話ですね～！結局かまいたちの正体は！？同時収録も塵割と良いですが、平成最後感はないですね…。

2018/09/08

[陸抗]

嘘を一切つかずに人を騙す、怪盗かまいたち。言葉の捉え方は人それぞれだから、かまいたちも相手の性格を把握して、行動を起こしてるっぽい。それでも凄いけど。ラストの、嘘解き～とのコラボも面白かった。実際に対決したら、どちらに軍配が上がるかな。

2018/08/27

[さゆき]

安定の時代設定と美しい絵。雰囲気たっぷりです♪最初の話で、かまいたちが誰なのかは後半で気付いたのですが、次の話は思わぬ展開。すっかり騙されてしまいました。続編があったら読みたいですね。最後の作品は珍しく現代設定です。恋愛ものかと思いきや、ちょっぴりホラー？と思わせて、結末はしんみり。こちらもなかなか味わいのある作品でした。

2019/10/26