内容説明
なぜか、人とぶつかってしまう。
いつも自分は後回し、我慢ばかりしている。
どれだけがんばっても、これでいいと思えない。
……そんな「生きづらさ」の背景にある「心の体質」を改善するのが、認知行動療法の進化型である「スキーマ療法」です。
治療の場では、熟練したセラピストによる認知行動療法の段階を経たあと、じっくり時間をかけて取り組むものなのですが、そのエッセンスは「自習」も可能。
本書は、日本におけるスキーマ療法の第一人者・伊藤絵美先生の道案内で、イラストとともに自分を振り返っていく自習書です。
生き方を変えるヒントを探している方はもちろん、クライエントにスキーマ療法をわかりやすく説明するためのテキストにもおすすめ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
3
よくここまでコンパクトにまとめたなと思う。スキーマやモードワークについて平易な言葉で書いてあり、「こうしたら自分が少し楽になれるんだ」と実感できる。あくまで導入編なので、その後はセラピストもしくは著者が執筆した自習ブックが必要だろう。2018/06/28
ぼん
2
自分の思い癖、いつもかけてしまう独自のフィルターの種類を知り、それに対処できる役割を作って悪いスキーマを変化させる。なかなか難しいと思うけど、まずは、自分の癖を知る、ということが大事。2023/03/30
言の葉
1
自分の生きづらさの正体が何となく理解できる本だった。私自身、以前服従スキーマや完ぺき主義スキーマがあり、身体を壊したことがある。生きづらさの根本的原因の知識を知りたい人は是非読んでいただきたいなと考えた。
はまち
1
累計:6冊目 今月:2冊目 2021/11/22読了。スキーマ療法を始めて読んでみた!!!!自分と向き合うというか生きづらさを解消するためのスキーマ(土台)を知る事で少し希望が持てた。変えられるんだ!!、
悪えり
1
スキーマ療法について端的にまとめられている本。これを頭に入れて、専門書を読んでいくといい感じ。2020/04/22