ねずさんの 日本の心で読み解く「百人一首」

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ねずさんの 日本の心で読み解く「百人一首」

  • 著者名:小名木善行【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 彩雲出版(2018/08発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784434205408

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内容説明

これまでに「百人一首」を学ばれた方は、本書の解説が類例を見ないこと、そして「百人一首」が、百首で一首の抒情詩だという説に、おそらく驚かれたことと思います。けれど、読めば読むほど、調べれば調べるほど、それ以外に解釈のしようがないのです。
以下、著者講演会での感想文より。
○涙が出てくる「百人一首」の解説は初めてです。やはり千年前も日本人は日本人なのだと思いました。
○補助線1本で、幾何の難問が簡単に解けるように、長年の疑問がものの見事に氷解していきました。
○45分の古典の授業は寝てしまいましたが、90分の小名木先生の講演は興奮と感動でアッという間でした。
○和歌は日本文化の原点ということが本当によく分かりました。この本は「日本人の魂の書」になると思う。
○子供たちに文法や知識を教える前に、日本の心を教えないといけない、反省とともにそう強く感じました。
○恋をして、涙を流して、なよなよと……そんな平安貴族のイメージが吹っ飛んだ!
○和歌の概念がひっくり返るほどのインパクトです。史実に裏打ちされた解釈に反論の言葉もありません。
○「百人一首」に初めて血の通った人間を感じて、感動の涙をこらえるのに必死でした。
○文法的な解釈よりも、時代背景を知り、歌人の立場で考えることが、いかに大切かを教わりました。
○話の内容にビックリ! そして、今までこんなスゴイ解釈がなかったことに、もっとビックリ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

12
わたしの教えているタイの大学生と他の大学の大学生とで百人一首をする活動をした。歌は百首全部ではなく、24首を選んだ。教えるにあたり、歌の解説をしようと思ったが、自信を持って解説ができない。当たり前である。これまで習ったことも詠んだこともなかったのだから。これではいけないと思っていた矢先、Podcast「新刊ラジオ」で本書が紹介され、バンコク紀伊国屋書店で注文した。値段も高いが、それだけの値打ちのある本。撰者である藤原定家は、出来のいい歌をランダムに選んだのではなく、意図を持って並び順にも気を配っていた。2015/06/30

たいたく

6
図書館。前々から百人一首を覚えたいと思ってたけど意味がわからない。解説本を読んでも???で全く頭に入らなかったけどこの本を読んで覚えるまではいかなくても時代背景や歌人の思いを知って意味不明だったものが理解できた。和歌とはこんなに深く察するものだということを初めて知った。現代の日本人には失われてしまっているいろいろなものをもっと知りたい。この本を読むと今まで感じたことがない日本人の誇りというものが呼び起こされるような気がします。2016/12/21

かささぎのはし

6
奈良時代から、鎌倉までを長いタイムトリップした気もちでした。百人一首における子供のころからの意識はしなくても潜在的にもっていた沢山の疑問が解けていった気がします。古代の人は平和だから恋愛のことばかり考えていたのか。日本において、恋歌ばかりなのはなぜか、それが歴史に残った理由もわからない。詠み人の名前を名前を使ったり官職で書いたりするのはなぜか。歌の順番がときどき年代的におかしいのはなぜか。なぜ、この歌が選ばれているのか? 全ては歌を察するためのヒントであったとは。2015/08/29

晩成

4
なるほど、これなら百人一首が長く読み継がれてきたのが納得出来る。多少強引かなと思う解釈もあるが、昔学校で教わった解釈の違和感、薄っぺらさとは雲泥の差。和歌を味わうことができる本。2016/04/12

舟江

4
明治政府、東大、日教組が壊した日本の文化を取戻す本。2015/08/05

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